2009年12月30日水曜日

みるみる時間は過ぎていく

今年も残すところ2日、正確には1日とちょっと。振り返りをしようにも書く時間がない汗。

昨日はこないだRegent StreetのUNIQLOでばったり会った日本人Kが彼女と一緒にロンドンに遊びに来てて、一緒に飲んできました。やっぱり英語には苦労しているようで、特にディスカッションは厳しいと言っていた。彼の専攻はHuman Rights(人権)なので、日本語で主張するのもかなり難しそう。ちなみに彼女さんはおとなしそうな方だったけど、彼と(漫才みたいに)うまい具合に呼吸があっているような感じだったw

話変わって、だいぶ前にApplyした企業からは全然連絡はないけど、つい最近出した1社から昨日面接のオファーをもらった。香港に本社を持つ日系企業で主に日系中小企業のアジア進出及びM&Aをサポートしてる。面接するなら5月に香港に来てーと言っていた。日系企業というのが当初考えていたものと違うけど、この就職難と多くの日欧米企業が中国頼みになっているのを見ていると、結構面白いかなーと。

さて、今年の残りの時間を無駄にしないために勉強再開します!

2009年12月28日月曜日

オーストラリア旅行(アデレード)

8月に書いたオーストラリア旅行の出国~シドニーメルボルンの続きを書こうと思います。もうだいぶ時間が経っちゃったけど、思い出しながら。

メルボルンからThe Overlandという電車に乗ってアデレードへ。今回は夜行ではなく昼間の移動、時間にして12時間ぐらいだったかな(覚えてない)。


The Overland号(下車時に撮影)



車内は結構キレイ



こんな風景が延々と続く


このとき隣になったのはダーウィン在住のオーストラリア人。「昨日友達と遅くまで飲んでてさ、酒臭いかもしれないけどごめんねー」とかなり気さくな人。なんか面白い話ができるかなーと期待してたら、30分ほどでどっかに消えてしまって、結局最後まで戻ってこなかった。あとで聞いた話によると、普通車両の他に寝台車両もあるらしく、希望すれば移れるとか。たぶん寝不足だからそっちに行ったのだろう。なので一人で本を読んだり、ぼーっとしながら過ごす。

アデレードには予定より1時間ほど遅れて到着。普通に考えると1時間の遅れはすごいが、これだけ乗車時間が長いとどうでもよくなってしまうのは不思議だ。到着したときにはすでに日は落ちていて、あたりは真っ暗。てっきり、アデレードの市街地にある駅に到着するのかと思いきや、まわりに何もない郊外の駅に到着。なのでバスで市街地まで移動する羽目に。時間にしてわずか10分くらいの移動なのに、1,000円以上の乗車代を取るからしっかりしてるよ。

泊まったのはお決まりのYHA。ここは今までと違って、朝食がついて紅茶が飲み放題!しかも、ここでの夜が一番楽しかったかな。

初日はまず、大き目の共用スペース(ご飯を食べたり、ソファーがあったり)に行って紅茶を飲みながら、オーストリア人に話しかける。しばらく世間話をしたあと「明日の予定を立てたいからしばらく話しかけないで」と言われてしまう。

なので、少しボーっとしていると日本語の少し話せるちょっと変わったアメリカ人に話しかけられる。日本語を混ぜながら世間話をしていると、日本語のめっちゃうまいメルボルン在住のオーストラリア人が来る。なんでもこっちで碁を習っているらしく先生が日本人なのだとか。んで、そいつと一緒にチェスをやっているフランス人もいて、日本のことやそれぞれの国のことなどで話が盛り上がる。

オーストラリア人は翌朝早くにカンファレンスセンターに行ってメルボルンに帰ってしまうらしく、今日でさよなら。アメリカ人も昼にはチェックアウトをして友人の家にお世話になるとか。仕方ないけど、ちょっと寂しい。

翌日はアデレード市街を観光。と言ってもこの町、すごく整備されていてキレイだけど、何もない。地球の歩き方によるとレストランの数が住民一人当たりでもっとも多い町らしく住みやすいと評判とのこと。確かにレストランは数も種類も豊富。でも他は何もない。


YHAの入口



商店街にいる豚たちw



アデレードの町並み



美術館だったかな・・・もちろん無料



アデレード大学の入口・・・だった気がする



大きな植物園なんかもあったりする



市街地中心に位置する公園


この日の夜はメルボルンで知り合った日本人が到着。フランス人に紹介し、たまたまYHAで開催していた卓球のイベントにみんなで参加。卓球には少し自信があったが、準決勝でYHAのスタッフのオーストラリア人に負けてしまう。結局、その彼が優勝。うーん、中国人に負けるならともかく、オーストラリア人とは・・・世界は広いぜ。

その後、なぜかさっき到着した日本人の恋愛相談に。こっちに来て複雑な関係に巻き込まれてるとか。そんなことを会って間もない自分に話す彼女は面白いなーと。お酒が手元になかったのが残念。しばらくこっちにいる予定らしく、ワーホリの延長も考えてるとか。ちなみに延長をするには農業とか決められた業種に数ヶ月間就労する必要があるらしい。それがめんどくさいと言っていた。

そして翌朝からはいよいよこの旅のメインとなる5泊6日のバスツアーに参加してエアーズロックを目指す!ちなみにフランス人は自分と逆方向のバスツアーに参加していたらしく、これからメルボルンを目指すのだとか。お互い違うバスに乗ってさよなら。

という感じでアデレードを後にする。

4ヶ月ぶりの

運動(といってもジョギングだけど)をしてきました。

本当にこっち来てから4ヶ月間、何も運動していなかった。遅刻しそうになって大学まで走っていくことはたびたびあったけど。まじ体に悪いっす。

走った場所はHyde Parkの内側をなぞるような感じに、時間にして1時間ほど。体が衰えていることをあらためて実感。そりゃ、これだけ運動しなければそうなるわな。なので、これを何とか続けたいとなーと。ああ、ジョギングシューズ持って来れば良かったー。

話変わって、今年も残すところ数日。なのに年末の感覚が全くない。いろいろやり残したことがある気がする。このブログのオーストラリア旅行も完結してないし、IELTSについても全然書いてないし。なんとかすっきりして新年を迎えたいな。

2009年12月27日日曜日

ボクシングデー

クリスマスの翌日26日はボクシングデーという祝日。クリスマスシーズンが始まってから、Oxford StreetやRegent StreetではSALEの文字を目にすることが多くなったけど、本格的に安売り始まるのはこの日から。日本でいうと初売りかな。ということでスニーカーを探しに行ってきました。

クリスマスとは違い恐ろしい人の数。カメラの電池がなくて写真は取れなかったけど、それなりに幅のある歩道が人で溢れかえっていた。入ってみたのはOxford StreetにあるSelfridgesという英国を代表するデパートの一つ。有名なブランドがいくつも入っていて、館内もたくさんの人。

肝心の割引に関しては大体30%~50%とかなりすごい。もちろん対象は全ての商品ではないけど。それでも結構な数の商品が対象になっていたと思うし、お金があったら買いたいなーというのもいくつかあった。正直、初めてロンドンでショッピング(でも見るだけ)をしたけど、英国らしく日本に比べてシャツの種類が多かったかな。きれい目のファッションがポピュラーなんだろう・・・そんなに普段は見ないけどw

その後、SOHOの方まで行ったけど、残念ながら衣類に比べてスニーカーは割引になっている商品が少なくて、良いなーというものは見つからず。割引になるのはそれなりに理由があるんでしょう。ちなみにスニーカーの値段自体はそれほど日本とは変わらないかな。NikeのAir forceが60ポンド(1万円くらい)という感じ。

てっきりボクシングデーは安売りでみんな殴り合いをするぐらい激しいからつけられたのかと思いきや、教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱(box)を開ける日だったのが起源らしい。詳しくはWikipediaへ。

本場のクリスマス

休みに入って早くも一週間。基本的に机の前にいるけど全然集中できない。なんでだろ。部屋が暗いのがいけないのかな。

過ぎてしまったけど、25日はクリスマス。日本と違い、キリスト教の人たちが多く住む英国のクリスマスはどんなに盛り上がることがと思いきや・・・


自分の住む通りは今日はガラガラ



お世話になっているスーパーマーケットはお休み



Hyde ParkのMarble Arch付近の入口も全然人がいない



Hyde Parkの観覧車は当然ながら止まってる



Hyde Park内もいつもはにぎわっているけど



以前写真を撮ったこの場所もすっかり冬景色


ということで自宅で過ごすのが一般的のようです。驚くことにレストランやスーパーマーケットに加え、公共の交通機関(バスや地下鉄)なども全て休み。空港からさすがに何か動いているんだろうけど。

ちなみに商売っ気が一番ありそうなファーストフード業界だと、マクドナルドは休み。スタバは店舗によって開いてたり閉まってたり、サブウェイはやってたなー。

これが本場のクリスマス・・・みたいです。

2009年12月21日月曜日

もうすぐクリスマス

あっというまに土日が過ぎてしまった。このままだだらだらして年明けのテストを迎えてしまったらマズい。というわけで明日から図書館に行く予定。でも23日までしか開いてない・・・困ったな。

昨日は隣に住む台湾人Kの買い物に付き合う。なんと22日に同じ学部の女の子(マレーシア人)をデートに誘い、告白する計画らしい。そのクリスマスプレゼントを買いに付き合った。結局、数時間も悩んだ末、Regent Streetでマフラーを買った。レストランも今日予約したらしく、あとは当日うまく行くことを祈るのみ。青春ですなー。

また、Regent Streetのユニクロで留学エージェントで知り合った日本人Kにばったり会う(イニシャルがKばっかりだな)。彼はEssex大学で人権学を勉強している。見た感じ元気そうで、1月にまたロンドンに来る予定らしいので、そのときに再会を約束する。

今日はBBCでテレビを見たり、ためていたメールに返信したり・・・。あんまり何もしてない。ちなみにテストが1月11日からということを知り、意外に早く始まることにビビる。勉強しないと。

全然クリスマス感がなーいw

2009年12月20日日曜日

日本のプレゼンス

コペンハーゲンで行われていた第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(長っ!?)が閉幕した。合意の詳細についてはわからないが、先進国と途上国で大きく意見が割れる形になり、経済成長で優位性を持っている中国などに押される形で、とりあえずの合意がなされてしまったとか。環境を考えるにしても、国家の経済や政治、軍事など様々な要因が影響していることがわかる。

25%削減と突然言い出した日本は、残念ながら全く注目を浴びていない。BBCやFTなどの主要ニュースサイトではJapanは全然出てこない。25%削減の実現可能性やそれに対するコストなど、取り組みそのものに対する問題もあるだろうが、何より経済的な影響力の低下が大きいのかなと思う。

たまたま東洋経済のサイトで記者クラブの問題に対する記事を見つけた。この1年の間に米系大手メディア3社が日本から撤退したということだが、記者クラブのそのものの問題に加えて、ここでも経済的な影響力の低下があるのは予想しやすい。

今日の日経にも海外投資家の国内株式シェア60%割れの記事が出ていた。かたや上海市場はロンドンや東京を抜いて世界第3位になるという記事も。この流れで金融機関が東京市場のデスクを縮小したり、アジアの中の東京と考え始めるようになったりと言う話はよく聞く。

これまで日本は軍事力を持たず、Poorな政治力しかないため、経済力だけでプレゼンスを保っていた。この経済力が揺らいでいる今、日本のプレゼンスは残念ながら失われていっていると言わざるを得ない。何でもそうだが、得るのは時間がかかっても、得たものを失うのは速い。高度経済成長期により奇跡と言われた日本の経済成長だが、失うのもその奇跡以上に速いかもしれない。

このようなネガティブな状況下で、国として、企業として、そして個人がそれぞれ長期的+短期的に戦略を立てて動くことがとても重要になると思う。今までみたいに惰性では何も生み出せないし、人の真似をしていてもうまく行く可能性はこれまでと比較にならないくらい低い。

最近、多くの日本企業も資金を調達してアジアや他の途上国の市場獲得に向けてようやく動き出している。この流れは避けられるものではないし、今後も続くと思う。こうなったとき、国と個人の戦略がそれぞれの将来に大きな影響を及ぼすことになる。特に個人においては、チャレンジする人としない人の経済的な差は激しくなるだろうし、日本の場合、チャレンジしようとしない人を助けるだけの財政力はもうないかもしれない。

全然まとまってないけど、この数年の過ごし方は重要になると改めて思う今日この頃。

2009年12月19日土曜日

Autumn termの振り返り

今期が昨日で無事終了。「無事」をつけるのはテスト終わってからかな。テストは1月の半ば、Spring term開始の直前にある予定。なので休みではなく、少し長めのテスト準備期間という感じ。アジア系の留学生はこっちに残って勉強する人が多い。ヨーロッパ系はやはり近いので帰国する人が多い。あるPhDの学生も「最もハードなクリスマスを過ごしてね」と言っていたw

振り返ると、とにかくあっという間だった。Pre-sessionalのときと比較するとえらい差を感じる。月火にレクチャーを4教科を一気に受けて、全然理解できないので、教科書を何度も読み返しながら毎週の課題をやっていくというサイクル。週末も基本的に課題や来週の予習にあてていた。

内容は予想以上に理論中心のレクチャーばかりで、グループワークなどはほとんどなかった(なので来期はケーススタディ中心の科目を取った)。課題提出前には何人かで集まって議論をしたりして、それぞれの理解と答えを確認したりした。特にMathematical Techniques in Financeに関しては、後半に理解している学生とそうでない学生で結構差ができてきて、自分は事前に日本人のKさんと議論して、他の学生に教えたりすることが多かったかな。今の自分の状況としては(Kさんのおかげもあって)なんとかギリギリついていっているレベルだと思う。ただ、これでは教科書持込不可のテストは解けないので、しっかり復習する必要がある。

学生は基本的にまじめで優秀な人が多い。図書館やビジネススクールで夜遅くまで勉強している人も結構いる。ただ、後半は就活が忙しくなったり、だらけてしまったりして、課題の答えを写したりする光景をよくみかけるようになるなど、学生の間で差が開いてきたような気がする。

個人的には「ビジネススクール」と謳っているのだから、もう少し実例を交えながら理論を紹介して欲しかった。結局理論だけでは実際何もできないし、得たものは使ってなんぼなのだから。来期は選択科目もそうだし、Statistical and Financial Econometricsも学んだ理論を応用させるとか。英語やグループワークは相変わらずの不安要素だけど、ケースは非常に楽しみ。以前受けていたマーケの授業を思い出す。

というわけで、来週からテストに向けて準備を開始しまーす。明日は・・・休もう。

2009年12月17日木曜日

初雪

昨日のお昼ごろ、ロンドンで雪が降りました。結構降っていたので、積もるかなーと思っていたけど、数時間後には雨に。ロンドンは雪が降らないで有名と聞いていたけど、去年は大雪が降ったし、今年も少し降ったし、なんか変な感じ。これも温暖化の影響か!?

ロンドンに到着して、今日でちょうど4ヶ月。そして明日で今期は終了。最後の課題もほぼ終わったし。あー、なんかあっというまだ。

2009年12月16日水曜日

グループワークで得たもの

以前に書いたグループワークの課題を先週末に提出。内容は残念ながら全然納得できるものではなく、人と作業をすることの難しさを再認識。特に日本人でなければなおさら。

反省点としては
・早めに動き出すべきだった
・彼らの能力を見誤った
の2点かと。

課題の最初に課題をどう進めるかという認識にズレがあった。それを徹底的につぶそうとせず、触れないように保留にしてしまった。さらにこのとき、作業はグループでもレポートの提出は個人だと思っていたので、最悪の場合は自分で修正すればなんとかなるだろうと安易に考えていた(実際はグループで一つのレポート)。締切の数日前になって英国人がドラフトを送ってきたが、自分のイメージしているものとはかけ離れている内容で、分析としては不十分だと感じた。あわてて徹夜でレポートをほぼ仕上げて説得を試みたが、もうすでに彼が自分でドラフトを作ってしまったこともあり、人の意見に耳を傾けようとはしなかった。このとき、相手がいつも以上に早口で何を言ってるかわからないし、自分の言いたいこともほとんど言えなく、非常に悔しい思いをした。

また、自分は当初彼らの能力を疑わなかった。もちろん英語は流暢で、2人ともファイナンス業界で働いた経験を持つ(一人はインターン)ことからいろいろなことを知っているし、彼らはよく言う「できる奴」なんだと思っていた。ただ、今回の課題では統計的な分析を求められているのにも関わらず、(極端に言ってしまえば)ただの平均や分散に終始してしまっている状況に満足しているのはどうしても理解できない。シミュレーションのパラメータをいじって、収益の増減に一喜一憂するというのもわからなかった。他の教科の課題で彼らは公式の意味を理解しようとはせずにただ当てはめて、間違いをしてしまうということが多々あった。今回もプログラムの出す表面上の結果に満足して、今回の課題で自分たちは何をすべきなのかを理解していないような、そんな感じもした。

愚痴になってしまったが、明らかに自分のミスだし、英語力の足りなさも原因の一つだと思う。来期にはグループワーク中心の科目も選択している。同じことを繰り返さないように、なんとか対策を立てたい。

2009年12月13日日曜日

あと一週間

このタームも残すところあと一週間になりました。課題を終わらせるため、最近は日をまたいで家に帰ることが当たり前になりつつある。日本での大学時代は絶対そんなことありえなかったな。数学の大き目の課題を火曜日に出してしまえば、あとは定例の課題のみ。もうひとふんばり!

ちなみに徹夜を一回したせいか、急激に寒くなったせいか、久々に風邪をひきました。みなさんも気をつけてくださーい。

2009年12月5日土曜日

MisatoとAsadal

今週もあっというまに終わった。このスピードで時間が過ぎていくと、人生で何かやり遂げることができるのかと少し不安になってしまう笑

そういえば先週末、Leedsの友人もおすすめしていたMisatoという日本定食屋に台湾人Kと行ってきた。値段は1000円弱でボリュームもたっぷり。味もロンドンではかなりいいレベル。もちろん日本の大戸屋に比べてしまうと・・・。何回か店の前を通ったことあるけど、いっつも行列ができている。客層はアジア系も多いけど、欧州系も結構多い。日本食が好きな人は通っちゃうだろうなー。

実は書き忘れたけど、先々週の金曜日にAsadalという韓国料理屋に行ってきた。大体3500円ぐらいで、それなりに飲んで食べて、味もおいしいしかなりおすすめ。会自体は、同じFinanceコースの日本人Kさんのお誘いで、London Business SchoolやLondon School of Economicsに留学している官僚の方々を中心とした集まり。財務省や金融庁、国土交通省の方がいて、企業からは新日鉄の財務の人なんかもいた。

行く前はすげーかたそうな人たちばかりなのかなーと固定概念たっぷりで行ったら、意外と普通の人たちばかりだった。いろんな意味で。むしろKさんの個性が光るくらいか笑。授業の忙しさはImperialと同じような感じ。その会の後、23時頃から集まって勉強をすると言っていた。違いはお金の感覚。授業料に加えて給料も支給されているので、毎日外食は当たり前で、冬休みもどこ行くー?なんて話で盛り上がっていた。まあ・・・仕方ない。

そんな感じで、強引にまとめるとMisatoとAsadalはおすすめです!

2009年12月2日水曜日

アービトラージ

今日まで課題にかなりの時間を使った反動か、16時に課題を提出した後から腑抜け状態に。明日までにやらなければいけないことがあるのにー。と言ってもやる気がないときはどうしようもないので、気分転換にブログを書こうかと。

もうすぐ授業が始まって2ヶ月が経つけど、ファイナンスで一番重要な概念は何か?と今問われれば「アービトラージ(裁定取引)」と答えると思う。ファイナンスは「アービトラージ機会をいかに見つけるか」という取り組みと言っても過言ではないかもしれない。

アービトラージは厳密な定義だと
・コストなしで買い、売るとプラスのリターンを得る可能性がある(かつマイナスはない)
・買うときにすでにプラスが確定し、売るときにプラスマイナスゼロ
の2種類がある。

うーん、自分で書いていても何を言ってるかわからん。もう少し具体的にすると、市場価格と適正価格に乖離があるとき、リスクなしでリターンを手に入れられてしまうというすばらしい取引。

ふと思う。そんなおいしい機会がそんなに転がってるものなのか?もしあったらみんな大金持ちじゃん!?答えは「実際の市場には多少ある」かな。

わかりやすいのは市場間の価格差。例えばTOYOTAの株価がTOKYOでは3,650円だけど、NYでは5,000円なんて状況。もちろん市場は違えど、取引されている株は同じ。ということはTOYOTAの適正な株価が3,650~5,000円にあって、TOKYOでは割安に、NYでは割高に評価されていると考えることができる。なのでTOKYOでは買って、NYでは空売りする。そうすると適正な株価になったときに利益を得られる。

実際の市場ではそんな状況になっていることはまずない。なぜならみんな同じようなことを考えて利益を得ようとするから、市場間の価格差はあっというまになくなってしまう。これを「効率的な市場」と言ったりする。でも、企業が業績を修正したり、中央銀行が金利を変更したりなどの動きがあったときに、適正価格が変動して、そんな機会が一時的に発生することがある。それ誰よりも早く取りに行けば利益を上げることができる。

他にも、同じ価格の金融商品が異なるリターンを示していれば、みんなその差を取りに来る。結局、オプションやフューチャー、債券などの多くの金融商品はアービトラージ機会がなくなるような価格、つまり適正と思われる価格が基本になって取引されている。やり方はもう少し複雑だけど。

ここまでで大きな前提に気づかれただろうか。そう、アービトラージ機会は適正価格がわかっていることが大前提となっている。そして適正価格が実際に存在するためには市場が効率的でなくてはならない。金融市場の効率性に関してはITの普及などにより高まっていると思う。というわけで「アービトラージ機会をいかに見つけるか」は「適正価格をいかにして見つけるか」という問題に言い換えることができる。実際、適正価格を求める理論や手法が多く存在するが、人間の心理などの様々な影響で現実の価格の動きとはなかなか合致しなかったりする。ここを解決しようとすることがファイナンスの醍醐味だと思う。

さらに面白いと思うのは、この考え方を金融市場だけではなくて実体経済にも当てはめようとすること。これをリアルオプションなんて言ったりする。例えば、タイで売っているジャケットが日本で売るとより高い価格で売れたりなんてのはこれ。もう少し一般化すると、NPVも実体経済におけるアービトラージ探しの手法と考えることもできる。ただ、金融市場と異なり、取引方法が非常に限られる、利益回収までに時間がかかる、言語や文化の違いの存在などで効率的とはとても言えないし、適正価格も金融商品よりも多くの影響を受けるため求めることが困難。逆に言えば、実体経済では金融市場よりもアービトラージ機会がたくさんある可能性が高いとも言える。

アービトラージは「リソースの再配分により、すでに存在する市場価格と適正価格との差を取ることで利益を得る取引手法」と言える。将来、自分がやりたいのは(見方の問題かもしれないけど)、アービトラージ機会を生み出す、つまり差を取るのではなく、適正価格を定義し直して差を創り出す、そんな事業がやりたい。


やばっ、めっちゃ時間が経ってしまった。

2009年12月1日火曜日

もう師走ですよ

早いもので12月になってしまいました。ロンドンの気温は一気に下がって10℃以下。日の入りは16時前という状況。ロンドンに住むと鬱になるってのもわかる気がするw

先週、大学から「Spring termとSummer termのElective(選択科目)を来週の木曜日までに決めてねー」と突然のメールが来た。さすがのオペレーションだよ、まったく。ただ、ビジネススクールらしく、就職状況に合わせて色々融通をきかせてくれるらしい。例えば、普通は卒論+3×Electiveだけど、リサーチ(卒論より期間が短い)+4×Electiveを選択することも可能。

自分は
・Advanced Corporate Finance
・Financial Statement Analysis
・Private Equity and Entrepreneurship
・Venture Capital Finance & Innovation
の4科目で迷い中。今期が数学を使った理論中心の科目がほとんどだったので、もっと実践的な科目を取りたいと考えている。もちろん実践的になればディスカッションやプレゼンもやる機会は増えると思う。英語の問題は全く解決していないけど、それを恐れていても何も変わらないので、当たって砕けてみようと思う。

そういえば、先週の日曜日の深夜に大手監査法人のロンドンオフィスにアプライしたら、翌日の昼に「慎重に検討した結果、残念だけど、あなたの強みは私たちが探している強みではないので、ごめんねー」というメールが来た。わずか12時間後、オフィス時間にして実質4時間ぐらい。時間がない中、自分が準備に費やした時間10時間以上(泣)

もちろん気を使って早く返事をくれたのかもしれないけど、あまりにも速すぎだろー!明確に探している用件があれば書いといてよ。

負けずにがんばります。

2009年11月26日木曜日

グループワーク

このコースは(このタームは?)中間テストがない代わりに各科目で大きめの課題が出る。そしてそれらの締切が大体今週末。

ほとんどは個人ワークなのだが、SAFE(Statistics and Financial Econometrics)はグループワーク。Pairs Tradingというトレーディング手法を過去データを使ってシミュレーションし、その収益率を分析せよというもの。データは6年分の営業日分あり、手で計算は難しいのでMatlabというソフトでプログラミング。もちろん自分が担当。

グループは例のスイス人とイギリス人と組んでいるけど、予想通りなかなか難しい。自分の言いたいことが英語で伝えられない、そして相変わらずイギリス人の英語が聞きとれない。しかも他の課題もあり、就活もあるせいかかなり時間を割きたがらない。うーん、決して不真面目ではないんだけど、完ぺき主義から程遠いというかなんというか。

「やばい、時間がないからなんとかしないと。」ではなくて「時間がないから仕方ない。他の課題もやらないと。」という感じ。

そんな状況のなか、昨日、その課題の締切延期が決まった。さて、どこまで質を高められるか。

2009年11月19日木曜日

日本料理とアルジェリア

昨日、日本好きなタイ人の企画で初めて日本料理屋に行ってきました。お店はKikuchiというところ。

いやー、3ヶ月ぶりに本当の日本料理。これを食べてしまうと日本に帰りたくなる。店構えもしっかりしていて、メニューも豊富。メインは寿司と刺身、焼魚などの魚料理かな。東京にあっても、そこそこ食べて飲んで一人5000円はしそうなレベル。ロンドンだと・・・とても書けません。当然ながら、今日の夕飯はシリアル。

客層はやはり日本人のビジネスマン。ちらほら欧米人もいたけど。タイ人曰く、平日でも予約をしないとテーブルは確保できないらしい。確かに昨日も満席だった。

・・・写真撮るの忘れた。

帰り道はやたら騒がしい。何かと思ったらアルジェリアの国旗を持ったアルジェリア人が道を占拠している。どうやらワールドカップ出場を決めたらしい。おめでとう!


歌いながら道を占拠するたくさんのアルジェリア人



車もクラクション鳴らしまくりで渋滞しまくり(見えないけど)


ってどう考えてもアルジェリア人多すぎだろー!?おそらくなんちゃっての人たちがたくさん混ざってると思われる。まあ、お祭りみたいなもんだからなんでもいいか。自分も混ざりたかったがチキる。

ロンドンで、日本料理屋に行って、アルジェリア人の集団を見て。将来の東京もそうなるのかな?

2009年11月18日水曜日

ボストンキャリアフォーラムを断念

先ほど、インタビューのお誘いをいただいた企業にキャンセルのメールを出しました。この選択が正しいかはわからない。これからできることは「この選択が正しかった」と思えるようにがんばるしかない。

ちなみに断念した理由は
・1社しかお誘いをいただけなかった
企業がインタビューのお誘いを出すことは任意で、当日行ってインタビューを受けることもできる。しかし、希望する企業が人気企業の場合は難しいかも。これは行ってみないとわからない。

・海外勤務へのこだわり
採用の多くが日本勤務メイン。以前は海外勤務の交渉は可能かと思っていたけど、海外もここまで厳しい状況だと難しいだろう。ちなみにインタビューをいただいた企業は日本勤務の可能性大。

・コストが10万以上
航空券や宿、食事などを考えると10万円を超える。ボストンまで近いかと思えば、時間もフライトだけでも6時間ぐらいかかるし。

・他に投資
同じコストに費やすなら、他に投資した方が海外就職に有利になるかも。そういう投資候補がちょっとある。


詳細はまた後ほど。

2009年11月14日土曜日

飲茶

今日は渡英前の留学エージェントのイベントで知り合った日本人の方と飲茶をした。一人は弁護士で現在LSEのLLMでCorporate lawを、もう一人はUCLで国際人権を勉強している。専門がそれぞれ違うので色々な話が聞けてとても面白かった。特に英米のCorporate lawは、歴史的な背景からEquityとCommon lawの2つが存在しており、それぞれが複雑に絡み合って日本の法律とは異なる解釈が成り立つ話や、新しい試みとしてデリバティブなどの金融商品をリスクの観点から解釈をしようとしてるなど大変興味深かった。国際人権においても、宗教や文化などから生じるコミュニティ(国)特有の人権に対する考え方を認めつつ、どこまでを普遍的な人権とするかなど、なかなか深い・・・そして難しい。


帰りに通ったオックスフォードストリート


街はもうクリスマス。あっ、言うの忘れてたけど、行ったのはチャイナタウン付近のJade Gardenというお店で飲茶はおいしかったです笑

2009年11月12日木曜日

さらに転職エージェントと

昨日、ビジネスパラダイムという日系エージェントがImperial College Business Schoolに来たので、当日に面談を申し込む。ここは留学のサポートもやっていて、以前一度問い合わせをしたことがあった。担当していただいたのは創業者で代表の廣綱さん。非常に落ち着いた雰囲気の方で聞き上手という感じ。なんでもこっちでMBAを取って、95年からいるとか。面談時は創業者とは知らず、たわいのない世間話だけ。もっと色々聞けば良かったー。

内容はそれほど目新しいものはなかった。海外での就職を考えると、企業へのアピールとビザの問題から専門性を持つことが重要になる。自分のバックグラウンドでもっとも現実感があるのはやはり会計。日系企業をサポートする大手監査法人や中小会計事務所は各地にあり、日本人である強みを活かしやすい。

また、事業会社を勧められた。ジョブマーケットで金融やコンサルはひどい状況だが、他の分野に関しては実はそれほどではないとか。日本にある外資系企業のファイナンス部門がMBAやFinanceの海外留学生向けの募集をしているらしく、大企業の管理された財務や教育プログラム、グローバルな機会などは将来役に立つのではと。

あとは、日本で海外留学生として応募をするには今が時期だとか。ボストンキャリアフォーラムをやってるくらいだし。でもアプライしてオファー来たら決断をしなければならない。その時点で海外の可能性はアウト。


さて、自分はどこに向かうべきなのか。


ちなみにImperialで面談を申し込んだのは自分も含めてわずか2人。そして今日はCambridgeで面談らしく、ビジネススクールの学生の全員と会うとか。この差は一体!?就職への意識の差か、またはスケジュールの密度の差か。

2009年11月10日火曜日

こっち来て思ったこと

をダイジェストで書いてみる。

・英国人の少ないロンドン
英国人はどこにいるの?と言いたくなるくらい。飛び交う言語も英語よりも中国語や中東系と言葉の方が多い気がする(ちょっと大げさ)。彼らにとって国ってのはどういうものなのかが気になる。もちろん田舎に行けばたくさんいると思うけど。

そんな超多国籍なロンドンも今の時期は英国人を簡単に見つけることができる。なぜなら胸にポピーを模したアクセサリーをつけているから。なんでも第一次世界大戦の終戦日だとか。必死に自分たちのアイデンティティを主張しているように見えるのは気のせいだろうか。

・車が優先な交差点
交差点では左折する車が歩行者よりも優先。何も気にしないで歩いているとブーと鳴らされます。下手したら轢かれます。でかいバスもためらうことなく曲がってきます。常に神経を使います。

・勝手に部屋に入ってこないで
お湯を出すヒーターが入居したときから壊れていたので、修理をお願いしていた。先々週の土曜日に修理する担当者が来る予定だったが、なんの連絡もなく来なかった。そして先週の火曜日に授業から帰ったら部屋がおかしい・・・というか汚い。何の断りもなく入るのはプライバシーの侵害だと思うんですが。しかも水漏れのおまけつき。これぞUKスタイル。

・時間厳守
なんて言葉はない。もちろん人によるけれど。結構な人が平気で遅刻してきて、何の悪びれもなくレクチャールームの正面を横切る。と思ったら突然質問し出す。いやいや、わからないのは遅れてきたからでしょ。地下鉄もバスも日本のような時刻表はない。大体○分間隔ぐらいかなって感じ。

・個人とグループ
アジア人は固まる。中国人は固まって正面の席を陣取る。タイ人も常に行動をともにしている。シンガポール人も香港人も一緒に座っているのをよくみる。あっ、でもフランス人も固まってるなー。中東も国籍は違うかもだけどお決まりのグループがあるし。単独行動をしている学生が多いのは欧州、中東系だけど、結局人によるのかな。

・あいさつ
基本的にスーパーのレジなどではあいさつをする。人によってはいろいろ話しかけてくる。この前はレジ袋について愚痴を言われてしまった。訛ってて良く聞き取れなかったけど。学食では笑顔であいさつをすると少し盛りが多くなる傾向がある。

・視点が世界だ
もちろん人によるが、みんなよく世界情勢のことについてよく知っている。目を通すのがFinancial timesが一般的だからかもしれない。日本と違って欧州や香港などは他国を行き来することが一般的だからもしれない。Nikkeiだけでなく、Financial timesを読む習慣をつけたい。

他にもいろいろあるけど、とりあえず。

2009年11月6日金曜日

人材紹介会社のインタビュー

スカイプで予定通り午前0時ぴったりから。さすが日本人笑。初めての体験だったので、最初はちょっと緊張。

コンタクトを取ったのはANTELOPEという会社。担当していただいたのは創業者で代表の小倉さんで、話した感じはとても良い方。自分が起業に興味があることを伝えると、自分の体験や仕事で見聞きしたものをふまえて様々な話をしていただいた。

紹介先は残念ながら日本だけみたい。業界は希望した投資銀行とVCに加えて、戦略系コンサルティングを勧められた。話した内容を以下にまとめたい。

[全体]
・日本のジョブマーケットは徐々に回復しているが非常に厳しい状況
・来年になれば状況はもう少し改善するのでは

[投資銀行]
・今年に入って約5000人がリストラされ、その半数がまだ就職活動中
・基本的に大企業出身者を好む(クライアントの信用を得やすい)
・MiF(MSc in Finance)の評価はそれほど高くない
・現状の評価は経験者>JP-CPA>US-CPA>MiFで、経験者>MBA(大学によりけり)
・インタビューではM&Aに興味に関する質問をされることが多い(最近のM&Aを10挙げて、その中で一番良いと思うM&Aは?、なぜ?)

[VC]
・ジョブマーケットはとてもひどい状況
・ビジネスとしても米国に比べて見劣りしてしまう
・特に日系の系列はひどい(決済承認の過程が長い)
ほとんどが金融出身者でマネジメントについて知らない人が多いのでは

[戦略系コンサル]
・ジョブマーケットは厳しい
・大企業出身者を好む(クライアントが大企業だから)
・インタビューではケーススタディやフェルミ推定が出されるので準備が必要

やはり国内もマーケットは厳しいみたい。印象深かったのはVCのほとんどが金融出身者ということ。確かに募集要項を見るとほとんどが金融の経験が必要って書いてある。そしてこれまで金融業界を調べたかぎり、とても閉鎖的で、新卒から金融業界に入っている人がほとんどだろう。

ファイナンスは所詮リソースの確保とその配分であって、それだけでは何も生み出すことはできない。無理やり生み出そうとすると今回みたいな状況になる。特に不安定な中小企業は従来のNPVだけで企業価値を計ることは非常に難しく、もっと多角的に、特に目に見えないソフトな面(企業文化、スタッフの能力や性格など)から企業を分析する必要があるのでは。

さて、シリコンバレーでも行ってくるかな。資金がVCに流れ出したらしいし笑

2009年11月5日木曜日

あっというまに11月

になりました。ブログの更新頻度も落ちてきてしまった。いろいろ書きたいことがあったんだけど忘れてしまった・・・。

相変わらず課題に追われる日々。SAFEの難易度が急激に上がり四苦八苦。統計のバックグランドがない人はみんな苦しんでるみたい。そろそろ中間試験の代わりにCourseWorkというものが各教科出される予定。そして11月中旬にはAccounting、Statistics、Ethicsの試験。

就職の方は1社からボストンでインタビューのオファー。しかし、ボストンで予約可能なホテルがもうない。さてどうするか。加えて、通常のApplicationを作るため、CVを大学のキャリアサービスに添削をお願いしたら結構直されてしまった。こんなことならボストンも急がずに添削してもらってから出せばもっとオファーをもらえたんじゃないか、なんて。なんか全てが後手後手に回ってるなーと反省。

今日はこの後0時(日本時間9時)から日本の人材紹介会社とスカイプでインタビュー。金融やコンサルに絞っている会社で、海外勤務で何か良い案件がないか聞いてみる予定。担当がなぜか代表の方なので話をするのが楽しみ。

最後に松井すごいなー。自分も平均的に高いパフォーマンスを発揮することに加えて、勝負どころで全ての力を発揮できるような人間になりたい。がんばろー。

2009年10月31日土曜日

日本人での食事会

ロンドンに来て初めて企画しました。軽いノリでImperialの学生5人ぐらい行こうかと思っていたら、増えて増えて結局10人。Kings CollegeやQueen Maryの学生も参加してくれた。専攻もバラバラでなかなかいろいろな話が聞けて楽しかった。

行ったのはSOHO(たぶん)にあるスペイン料理で雰囲気がとてもよく、料理もおいしかった。価格も・・・ロンドンに来て一番。明日の昼飯はシリアルにすること決定。7時に店に入ったが、恐ろしいほどガラガラ。この店の経営は大丈夫かと心配していたら9時から10時にかけて満席。一説によるとスペインの人の夕食は遅く、10時ごろに取るとか。店ではフラメンコをやってくれて初めて見た。あの足の動きはすごい!なんかすごいスペインに行きたくなってきたー。


カメラの性能が悪い・・・中央で踊っているんだけど。

2009年10月26日月曜日

サマータイムの終了

貴重な(?)経験をした。25日の午前1時をもってサマータイムが終了。1時間前倒しになった。というわけで、今日は時間がちゃんと合っているか恐る恐る大学に行った。結局何もなく終わる。前倒しになったことで朝は明るくなったけど、夜は5時ぐらいに日の入りになってしまう。

そして第4週目が開始。そろそろ1年間という短期コースが本領を発揮してきた。3時間のレクチャーで進めるスピードはページ数にして100ページ以上。今日のSAFEは学部(中国とトルコ)が6週間かけてやるところをわずか3時間で終わらしてしまった。正直、統計のバックグランドがない学生にはしんどい・・・いや、無理だろー汗。

そしてレクチャーのたびに課題が増える。今日も遅くなりそう。

2009年10月24日土曜日

自分の土俵

3週目もあっというまに終わりました。でも今週はタフだったー。原因は月曜日の入り方。しっかりと予習をしていかないとレクチャーも理解できないし、結局課題をこなすために相当時間を使うことになってしまう。来週はこの失敗を繰り返さないようにしないと。

ボストンについては大手外資系金融機関に数社アプライしてみた。事前にテストがあるところはそれぞれ連絡が来たが、まだ全てはこなせていない。多くの企業が第2志望(企業によっては第3志望)まで聞いてきたが、あえて第1志望の投資銀行業務のみにフォーカス。志望動機もM&Aに特化したものを書いた。これが吉と出るか凶と出るかはわからない。

ちなみにロイターの世界のM&A市場のレポートを見ると、金額ベースでは今年の第一四半期、第二四半期は前年の50%以下。こんな状況で新たに投資銀行業務を採用するかは正直謎。もしかしたら形だけかも。現に大手投資銀行Mは投資銀行業務でアプライしたにも関わらず「あなたのアプリケーションは現在債券業務部で審査されてます」って連絡がきた。

こんな厳しい状況だからいろいろ考えてしまう。大手投資銀行が最適な選択なのか。そして、その先に自分の戦うべき土俵と身につけたいものがあるのか。

「ここを卒業したらどうするの?」と多くのファイナンスの学生と話をしたが、答えは予想以上に画一化されている。ほとんどの学生が大手外資系投資銀行のTradingかAsset Management、Investment Banking。もちろん授業料として投資した金額を考えると、もっとも妥当な回収方法だと思う。特に発展途上国から来ている学生はグローバルな金融機関に入らなければ、投資した分を回収することは非常に難しい。

そして、この3週間でわかったこと。ビジネススクールのプログラムには問題があるものの、学生のレベルは非常に高い。そもそも学部時代に上位の成績を取った学生が集められているので当然といえば当然だけど。正直、頭の回転の速さや勉強ができることに関しては一歩も二歩も上を行かれている。そんな彼らと、視点こそ違えど、似たような土俵を選んでガチンコで戦うことは果たして自分に大きな意味があるのか。皆が似たような方向を向いているからこそ、違う土俵を選ぶことでより効果的に戦うことができるのでは。いずれにしても負けるつもりはないけど。

それからもう一つ。M&Aアドバイザリー業務をしていたスイス人に話を聞くと、投資銀行業務の肝は企業価値算出のテクニックよりも、グローバルに持っている情報ネットワークであったり、世界中から集められた優秀な人材だったりするのかも。彼が言っていた企業価値算出は、NPVをベースに、割引率にWACCを使って、成長率を考慮してExcelで計算という極めてシンプルなものだった。これらは収支が安定している大企業には有用だと思うけど、不安定な中小企業にも当てはまるかというとかなり疑問。現に、彼は「Private Equity Firmから非公開企業の価値算出を依頼されたときはうまくいかなかったよ。」と言っていた。

将来、自分の戦う土俵に中小企業が含まれていることは間違いない。なぜなら、自分は大きなお金を動かすことよりも、人や組織の変化、そしてそのアウトプットに興味があるから。これらは強固な枠のある大企業よりも、不安定な中小企業のほうが起こしやすい。そして、自分の持っている性質との相性もそれほど悪いわけではなさそう。じゃあ、これらと大手投資銀行の投資銀行業務との整合性はどうなのか。

あらかじめ付け加えたいのは「戦う」という言葉が必ずしも適切でなく、働くことは決して勝ち負けではないということ。ただ、「これだけは誰にも負けないというもの」を身につけることが大切だと強く思っている。生まれた頃から家族→幼稚園→・・・→大学→企業となんらかの安定した組織に属することで、組織のものをあたかも自分のものの一部と勘違いをしていたのかもしれない。退職し、ピンになって何もできない自分を知ったとき、誰にも負けないものとそれを発揮できる場所を意識するようになった。

また、リアルな話として、自分が今回投資した授業料をしっかりと回収することは必須。追い求めたい理想だけではなく、今後の生活を含めて、しっかりと現実を見つめながら選択しなければならない。理想を言うのは簡単、結果を残さなければ全く意味がない。

そんなことを考えている今日この頃。
あー、全くまとまらない文章になってしまった・・・。

2009年10月22日木曜日

怒涛の月火水

が終わって少し一段落。日曜から2時半に寝て6時半に起きるサイクルで生活していた。それでも月曜の予習を甘く見ていて、IPMのレクチャーがほとんど理解できず。今週の残す課題はSAFE、Corporate Finance、そしてMath in Finance。早め早めに動かないと。

同時進行で就活も。ボストンにアプリケーション出したら大半の企業からテストを受けてくださいとのメールが来た。算数や論理思考を試す問題だと思うけど、時間制限があるので慣れるのが大切。でも、はっきり言って対策している時間がないです。

対策できないことのいい訳じゃないけど、こういうの意味あるのかなと。たぶん訓練すれば誰でもできるし、これで応募者の能力を測るのは難しいと思う。もちろんその訓練がどれだけ企業に行きたいかを表すといわれてしまえばそれまでだけど。

ちなみにこういうのは日本だけでなく、欧米でも当たり前みたいです。こっちではインタビューの前にアセスメントセンターなるものに行って、こういうパソコンを使ったテストだけでなく、グループワークやプレゼンテーションまでやるらしい。

大企業の場合、すごい数の応募者だからどうしてもこういう形を取らざるを得ないんだろうな。とりあえず足切られないようになんとかしたいな。

2009年10月18日日曜日

外に出ない週末

たぶん30分ぐらいしか外に出ていない。これじゃ体に悪いよ。でも先週も同じような感じだったかな泣

課題が急激に増え、しかもMath in Financeではレクチャーに出てきてない範囲まで。はっきり言ってひどい。しかたがないので図書館で本を借りた。

さらに、Investments and Portfolio Management では明日までにテキストとケースを読んで来いというお達しが。単語もわからなけりゃ、時間もない。

マジで時間管理しないとまずいなー。

2009年10月15日木曜日

今学期の授業

なかなかの課題が多くて更新できず。とりあえず今期(Autumn term)について。全て必修で以下の4科目。

・Corporate Finance
定番です。とりあえずNPV(Net Present Value)から入る。ここから割引率の決定、資本構成、配当政策などに行くのだと思う。もっとも親しみのある科目。

・Investments and Portfolio Management
投資に関する理論から数学的な側面まで幅広く扱うみたい。広いだけあって進めるスピードが恐ろしく早い。いきなり現代ポートフォリオ理論を3時間で終わらせてしまった。全く知らない人はついていけるのだろうか。

・Mathematical Techniques in Finance
正直一番ヤバイ。確率から統計にかけてをふかーくやる感じ。どれくらい深いかって。確率変数のσ-algebraとかって知ってます?

・Statistics and Financial Econometrics (SAFE)
こっちも危険な香りが。同じ統計でもEconometricsに絞って、単回帰分析から入る。そのあとは変数が複数になったり、分析の際に置いている前提を変えたりするのだと思う。

というわけで、今期は数学がメイン。週の流れとしては月火はレクチャー。水木金は課題とクラス。クラスはドクターの学生が課題の答え合わせや、レクチャーの内容をサポートをしてくれるらしい。グループワークもあったりする。基本的にレクチャー後に課題が出され、クラスまでに提出なので、火水あたりが忙しさのピークかな。とりあえず今週は大丈夫だけど、今後は予習と復習が必要になりそうです。

話は変わって、最近気になること。グループに分かれて作業するとき、面白いほどアジア系とヨーロッパ系でグループが分かれる。やっぱりお互いなんかあるんだろうな。特に中国人は固まり易いからヨーロッパ系には取っ付きづらいと思う。自分の場合、付き合うならアジア系が確かに楽だけど、深入りしないで幅広く友人を作ろうと努力中。今良く話すのはスイス人とトルコ人。イギリス人にもアタックしてるけど英語が早すぎてコミュニケーションが・・・苦笑。がんばるしかなーい。

2009年10月12日月曜日

今日から本格的な授業

Induction weekも終わり、今日から始まりました。

記念すべき最初の科目は「Maths Review」のはずだったけど、時間どおりに多くの学生が集まったにも関わらず突然のキャンセル。ということで結局「Statistics and Financial Econometrics」が最初の科目。今日は単回帰分析だけだったのでついていけたけど、来週からはどうだろう。明日は9am - 9pmというハードな日。

週末は就活のアプリケーションの作成にほとんど費やす。ボストンは去年まで参加企業は200社弱だったけど、今年は100社弱。いかに就職マーケットが厳しいかを物語っています。アプリケーション出してアポが取れればボストンに行こうと思う。

2009年10月9日金曜日

投資銀行キャリアフォーラム

というのが、今日あった。集まったのはGoldman Sachs、Morgan Stanley、Deutsche Bank、BOA Merrill Lynch、Nomura、Citiの6社。プレゼンをしてくれたゲストの部署はEquity、Fixed Income、Risk Management、Technologyで残念ながらCorporate Financeは来ていなかった。

これまでCorporate Financeしか考えていなかったけど、今日の話を聞いてStructuringという部署が気になった。簡単に言えばお客様のニーズに合わせた金融商品を開発するところ。営業部や調査部と連携してお客様のニーズを汲み取り、クオンツと呼ばれる数学好きな天才たちと商品を開発。実際にお客様のもとへ商品の説明に行ったりする。代表的なのは金利や為替のリスクをヘッジする派生商品とか。

Corporate FinanceのDisadvantagesとしては
・超人気部署
・対象とするクライアントが国や大企業
・コンサルタントのようなジェネラリスト的な職業
が考えられる。もちろん大企業ならではの経験で、間違いなく有用だと思うが、数年後の起業を考えた場合に果たしてこれらの能力はどこまで必要なのか。おそらく起業のビジネスモデルは中小企業を対象にしたものだろうし、誰かの言葉を借りると「必殺技」が作りづらいのではと。

一方で、Structuringは
[Advantages]
・Corporate Financeに比べると人気はないはず
・MSc Financeで学んだことがダイレクトに活かせる
・金融商品を実際に作る技術を習得できる→今後の必殺技につながるかも
[Disadvantages]
・金融のものづくりなので、他の能力が養うことができない(Valuationとか)
・起業時の非常に限られた資本の中でどこまで商品開発の自由度があるかは謎
という感じ。

そういえば、今日も話したスイス人は元Credit SwisseのCorporate Finance(M&A Advisory)で働いていた。この部署はご存知のとおり自分の希望部署。彼はあまりのハードワークで4大監査法人のAdvisory業務に転職を考えている。社内の雰囲気もピリピリしていたとか。そしてこれから習うファイナンスの知識はほとんど使わなかったとか。やはり想像しているものとはちょっと違うみたい。もっと仲良くなっていろいろ話を聞きたい。

2009年10月8日木曜日

Alumniのプレゼン

台風は大丈夫だったでしょうか?

Alumniは卒業生とか同窓生という意味。そういう人たちのプレゼンが昨日あった。内容はMSc Financeについてと就活について。内容をまとめるとこんな感じ。

・第一ターム(Autumn term)の成績がMSc Finance全体の成績を決める
 → 第一タームは4つの必修科目があり、これをしっかり理解できないと、次のタームからの科目が理解できない

・エンジニア出身の学生はSAFE(Statistics and Financial Econometrics)が最難関
 → 多くのエンジニア系の学部では統計をやっていないので、理解するまで時間がかかる

・過去問を解くのが重要
 → どうやって手に入れるかはわからなかった

・投資銀行への就職においてインターンは必須と考えた方がいい
 → 多くの学生はインターンから正社員になっていて、直接正社員になっている学生は少ない

・去年の卒業生、一昨年の卒業生もまだ就活をしている
 → それだけ今、金融業界への就職は厳しい

・アプライするのは4~5社に絞った方がいい
 → 企業のWebだけでなく、あらゆる情報を収集して、他の学生との差別化を図ることが重要
 → 昨年25社にアプライして、25社のお断りの連絡とMSc Financeの不可をもらった学生もいる

また悪い情報を手に入れてしまいました。今日話した中国人(学部は英国)はすでに何社かにアプライしたらしいですが、お断りの連絡しかもらっていないとのこと。非常に厳しいですなー。

2009年10月6日火曜日

就活のアプリケーション

今日は2日目。メインは午前中のアカウンティングの授業で、ほぼオンライン準備コースの復習だった。前職はアカウンティングでしたとまわりに言いまくっているので、テストではしっかりと準備をしたいと思う。

そして、ようやく生粋の英国人の学生とランチで話をする機会があった。(実は香港+英国の2つの国籍を持つ学生とはすでに会っていた。)彼は当然ながら英語がとても早くて、正直60%ぐらいしか理解できなかった。他にもスイス人とイラン人と食べたけど、2人とも長い間英語を使う環境にあったらしく、とても流暢に話す。数ヵ月後にはああなりたいと思う。そのためには話す練習あるのみ。

そういえば、当初Induction week(つまり今週)にやると言っていた統計とアカウンティングのテストがなぜかずれることになり、その日程が11月16日、17日に決まった。というわけで、20日-22日のボストンキャリアフォーラムが少し現実味を帯びてきた。

とりあえずどのような準備が必要か調べるため、アプリケーションで答えなければいけない質問を見てみた。各社言語や字数制限(英語で150-200words、日本語で300-400文字)など若干異なるものの、まとめるとこんな感じ。

・なぜ(その会社の)その部署を選んだのか
・あなたは会社にどのような貢献ができるか(≒なぜその会社が適しているのか)
・人生において最もインパクトの大きい達成は何か
・あなたの強みと弱みは何か
・ファイナンス業界であなたを成功に導くスキルや経験は何か
・何かを達成したとき、あなたをより高みへ導くモチベーションになるものはなにか
・なぜ会社はあなたを雇うべきなのか

Imperialのアプリケーションも同じような質問だったことを覚えている。そのとき学んだことは自分しか作れないアプリケーションを作ること。それはどう作れるのか。主張をサポートする部分に自分の経験を使うのが有効。自分の経験は自分だけのものであって、誰ともかぶることはない・・・はず。

正直、自分の興味で書いたことをそのまま書きたくなるが、この場合はふさわしくないかもしれない。理由は2つ。字数制限があって全てを伝えきれないことと、本やネットから得た情報の寄せ集めと思われてしまうかもということ。なので今回もM&Aの経験などを使って考えたいと思う。

数学を英語で

始まりました。総人数はなんと150人。去年までは100人前後だということを考えると大幅な増加。これも不況の影響でしょうか。大体、半分がアジア(中国、香港、シンガポール、タイなど)で半分が欧州と中東(英国、スペイン、トルコ、ギリシャとか)という感じ。日本人はやはり自分のKさんの2人。結局、4つのグループに分かれて移動するようです。

初日はコースの説明やAutumn termの分厚い教科書の配布があって、さっそく数学の授業。内容はオンライン準備コースでやった復習のような感じ。問題なのは数学表現を英語で言えないこと。ということで、ちょっとメモを。

Addition:
1 + 2 → one plus two

Subtraction:
1 - 2 → one minus two

Multiplication:
1 * 2 → one times two, one multiplied by two

Division:
1 / 2 → a half, one divided by two
2 / 3 → two thirds, two divided by three

Power:
3 ^ 5 → three to the power of five, three to the fifth power, three to the five
4 ^ 2 → four squared
5 ^ 3 → three cubed

Root:
4 √ 6 → the fourth root of six
2 √ 7 → the square root of seven
3 √ 8 → the cube root of eight

他にもいろいろな言い方があるようです。ここに載っていたので、気になる方は参考にしてみてください。レクチャーを聞いていると、計算式が複雑なときはまるで早口言葉を言っているみたいです。

そういえばオーストラリアが利上げをしたみたいですね。景気はいよいよ回復に向いてきたのか!?

2009年10月5日月曜日

本コースの始まり

いよいよ始まります!
今週はInduction weekでコースや資格、キャリアのことが多いですが、統計と会計に関してはさっそく授業が始まります。初めて英語で普通の授業を受けるのでちょっと緊張。

正式なAutumn Termの開始は来週からみたいで、1年間(正確には10ヶ月)は下記のようなスケジュールになるようです。

[Term Dates]
Autumn 2009: 12/10/2009 - 18/12/2009
Spring 2010: 18/01/2010 – 19/03/2010
Summer 2010: 26/04/2010 – 02/07/2010

[Exam Dates]
Autumn 2009: 11/01/2010 – 15/01/2010
Spring 2010: 19/04/2010 – 30/04/2010
Summer 2010: 12/07/2010 – 23/07/2010

英語のギャップに臆することなく、たくさんのことを吸収できるように、この1年間がんばりたいと思います!

2009年10月4日日曜日

自分の興味 その3

(また前回からの続き)

そのような状況を打破するためのオプションはいくつか考えられるが、せっかく自分は会計に携わったので、カネという側面からアプローチをしてみたい。少し具体的にすると、FDI(海外直接投資)を活性化させることで、日本の資本不足を改善するのと同時に、(1)と(3)を改善できないかと考えている。(1)に関しては、海外と日本とのカネの流れを増やすことで、日本に入ってくる新しい分野の情報や否定的な情報を増やすことができるのではないか。(3)に関しては、日本に入ってくるFDIを「これまでとは違う何か」を創るためのリスクをシェアする仕組みに向けることができないか。

はっきり言って、まだ全然具体的ではない。具体的にするにはファイナンスの基本的な知識や経験に加えて
・海外投資家はどのような投資理念を持っているか
・ハイリスクの投資をどのように運用すべきか
の2点については少なくとも学ぶ必要がある。

この条件を満たすのは海外のPrivate Equity Fundだが、基本的に投資銀行などでの経験が豊富なプロフェッショナルしか採用せず、いきなり入り込むのはほぼ不可能。したがって、投資銀行のCorporate Finance部門か監査法人のCorporate Finance Advisory部門での就職を目指そうと思う。もちろん難易度は非常に高いけど。

以上、自分の興味をまとめてみました。あー、長かった。

自分の興味 その2

(前回からの続編)

この能力を影響を抑えて「これまでとは違う何か」を創り続けるには
(1)新しい分野の情報や否定的な情報を取得できる環境
(2)これまでとは違った考え方をしようとする能力
(3)リスクを取る勇気
が必要になってくる。しかし、今の日本でこれら3点を満たすことは非常に難しい。

(1)については、まず英語の壁が存在する。例えば、鳩山総理大臣が先日の気候変動サミットでCO2を25%削減することを表明し、日本のメディアは大々的に取り上げたが、BBCやFinancial Times, Economistなどは米国と中国のことばかりで日本のことにはほとんど触れていない。これは海外メディアが正しい間違っているというわけではなく、日本と海外との考え方のギャップを表している一例だと思う。

そして、対外とのヒトとカネの流れが非常に少ないことが挙げられる。現在、日本で働いている外国人労働者は100万人弱と全人口の1%にも満たず、他国と比較しても非常に少ない。しかもこの多くが製造業で働く単純労働者で、知的労働者と呼ばれる人たちはほんの一握りにすぎない。カネに関しても、2007年の対外直接投資(GDP比)は1.68%、対内直接投資(GDP比)は0.51%となっていて、先進国(2%-8%)の中でも最も少ない値となっている。これらはヒトやカネそのものの流れが限られているだけでなく、対外との情報の流れが限られていることを意味している。

(2)については、暗記型の教育が挙げられる。日本の教育制度は何か新しいものを創るをすることよりも知識をひたすら詰め込むことを重点においている。いい例が、大学4年生の学生が研究テーマをなかなか決めることができないということ。これまで全て受身で学んできてしまったため、自分から主体的に考える方法がわからないし、考え方を変えるなんてとてもできない。日本で2年間学んだ経験がある、英国で映画専攻の中国人が「日本の教育は窮屈で仕方がなかった」と言っていたが、まさに当然の感想だと思う。

(3)はリスク回避の日本人の性格が邪魔をしている可能性が高い。たとえ考え方を変えなければいけないことに気づいたとしても、企業でいえば取引先や株主との関係を気にして、個人でいえば世間の目や社内での関係を気にして変えることができない。もし、失敗してしまったら失敗者の烙印を押されて、もう二度と同じ状況には戻ることはできない。日産をカルロス・ゴーンが(一時)回復させることができて、旧経営陣ができなかったのはまさにこの影響によるものだろう。

さらにはそもそものリスクが高いかもしれない。カネの側面からいえば、リスクを取ろうとしない保守的な金融機関の対応は、企業や個人のリスクを増大させ、挑戦する意欲を減退させていると思う。財務諸表を評価システムに入力しただけで得た融資枠による貸付や開業当初から出資をしようとしないVCでは、「これまでとは違う何か」のアイデアがあって起業しようとしても、個人で取るリスクはあまりに高すぎる。

(また続編へ)

自分の興味

自分探しのスタートとして今の自分の興味についてまとめてみたい。

以前にも日本の選挙に書いたとおり、自分は日本が近い将来、深刻な資本不足の問題に直面するときが来ると考えている。戦後、欧米を手本に、安くて豊富な労働力と細かい改善の積み重ねによって、製造業を中心とした強い輸出産業を作り上げることができ、十分な資本を集めることができた。これらの資本は企業内の再投資に回されたり、個人の貯蓄及び消費の増加に貢献した。しかし、バブルを境に状況は大きく変わった。GDP第2位になって先進国の仲間入りをし、もう真似をするお手本はなくなった。さらに国債を発行し続ける財政の限界、少子高齢化による労働力及び消費力の低下、技術の海外流出による競争力低下などから、このまま同じことを続けていたら経済が縮小するのは明らか。

しかし、日本の持っている基本的な技術力やサービスのレベルは非常に高いと思う。オーストラリアに3週間、ロンドンに1ヶ月半いて、「これは日本よりすごいな」と思えるモノやサービスにほとんど出会っていない。しいて言えば公園の整備ぐらいだろうか。もちろんコミュニケーションや教育、ビジネスにおける考え方には学ばなければいけないと思うことがたくさんあるが、目で見える形になっているものに関してはそうではない。これは日本のものに慣れてしまっていることも多少あるにしても、時間通りに来ない運行システムや栄養や味を気にしない食事はどう考えても日本より劣っている。

この日本の基本的なレベルの高さは、予想される厳しい状況下でも経済を維持成長させることができる可能性を表していると思う。ただ、これまでと同じようにやってもうまくいかないだろう。例えば海外に日本の携帯電話を持っていっても、あんなに高機能なのに失敗してしまった。ユニクロだって今でこそ少しずつうまくいっているみたいだけど、最初は海外展開がうまくいかず撤退した。日本の多くの産業の国内市場も飽和状態にあり、従来どおりにやっていても徐々に苦しくなっていくだけだろう。

今後の成長には「これまでとは違う何か」を自分たちで創り続けることが必要だと思う。それは液晶テレビの厚さを3cm→2cmにするというなことよりも、(今でこそ当然のように感じるが)携帯にカメラをくっつけてしまうことのような違いが重要。また、それがモノやサービスといった最終的なアウトプットに限らず、コスト管理でも、プロモーションの方法でも、内部の組織風土でも、またはこれらの複合的なものでも構わない。さらに「これまでとは違う何か」そのものも重要だが「これまでとは違う何かを創り続ける仕組み」こそがこれからより重要になってくると思ってる。

では、どうしたら「これまでとは違う何か」を創り続けることができるのか。人間は何かを考えるときに、どうしても本能や過去の経験から作り出した考え方(自分は枠と呼んでいる)に頼ってしまう。人間が処理している情報量は非常に膨大で、どうしても効率を重視した処理方法を取らざるを得ない。例えば、初めて自動車を運転するとき、ブレーキを踏んで、エンジンかけて、ギアをドライブにして・・・と意識しないと忘れてしまうし、狭い道を通るときもフロントガラスから見てあのあたりに路側帯が見えれば・・・と多くのことを意識している。しかし、そのうち慣れてくるとこれらは無意識にできるようになってしまう。一時期流行った(?)仮説思考なんてのは、まさに問題解決における枠作りと言える。

この能力は処理効率という面では非常に有用だが、新しい発想をしたりということに関しては邪魔をしてしまうことが多い。有名な経営者が過去の成功体験から誤った経営判断をしてしまう・・・なんてのはこのケースに該当するだろう。

(長いので次回に続く)

2009年10月2日金曜日

Pre-induction course その2

感想を書いてみようかと。

[英語について]
レベルが非常に高い。正直甘く見ていたかも。特に誤算だったのは以下の2つ。
・香港、シンガポールは英語圏
・欧州人も母国語でないにしろ、多くの学生が学部時代に英国留学を経験

結構な割合を占める彼ら。多少アクセントは違えど普通に英語をしゃべる。その点、中国人は比較的親しみが湧くけど、それでも自分よりは全然うまい。コースの中でペアやグループになって議論することが多々ありましたが、スピードと表現の幅の広さについて行けず、意見を求められてもただ単純な表現を述べるだけで精一杯という感じ。もちろん自分のやるべきことは変わらないけど、あまりのレベルの違いにショックを受けてしまったり。

[ファイナンスについて]
まだごく一部としか接していないですが、多くの学生がInternshipやFull-timeでファイナンスの職についた経験があるためかなり詳しい。ビジネススクールなのでそりゃ当然だが。日本であまり経済やファイナンスについて議論する機会が少なかったため、ちょっと戸惑ってしまったり。

[キャリアについて]
はっきり言って自分にとってプラスの情報は全くない。特に欧州での冷え込みっぷりは相当のよう。しかし、欧州とアジアの大手投資銀行の応募締切は迫って来ている(数社はもう過ぎている)ため、どういう戦略で行くのかを考えなければいけない。

それぞれの企業に対して応募の準備をするため全てのオプションを取ることは時間的に不可能。簡単に諦めたくはないが、ロンドンの投資銀行や監査法人が、こんな厳しい状況の中、就労ビザが必要で英語が十分でない日本人を雇うことは考えづらい。じゃあ、アジア(香港やシンガポール)などにターゲットを絞るか、それとも投資銀行や監査法人を諦めて別の業種(メーカや食品など)でトライしてみるか。もちろん変更したからといって状況が楽になるかというとあまりそういうわけでもない。じゃあ、ボストンに行って東京勤務になるかもしれないけど、日本人を対象にした求人にフォーカスしてみるか。外資系だけでなく、日系金融機関を視野に入れるべきか。でも、それだと何のために高いコストを払って英国留学をしているのか?

もちろん来年春から始動するであろう転職エージェントもオプションの一つ。しかし、あまり当てにならないことを考えるとこの秋の採用が非常に重要になってくる。限られた情報と時間の中、理想と現実を見極めて決断をしなければならないみたいです。

あー、またネガティブ感たっぷりな感想になってしまった笑

Pre-induction course

本コースは10月5日からですが、9月30日~10月2日までの3日間、Pre-induction courseに参加しました。MSc FinanceとRisk Managmentの学生が対象で、参加は自由。内容はずばり「キャリア」について。

初日の午前はPostgraduate向けに就職斡旋している会社のトップのプレゼンテーション。彼はLehman Brothersで30年弱働き、2006年に退社(つまりLehman shockとは無関係と主張)。Lehman Brothersではトレーダーとして人事担当者として働いていたとか。その後、今の会社を立ち上げたらしい。プレゼンの内容はファイナンス業界にはどういう会社があって、どういうポジションがあって、現在のジョブマーケットはどう状況なのか。

彼の最初の一言は「ここにいる多くの人たちがInvestment Bank(投資銀行)を望んでいるかもしれないけど・・・忘れなさい。ファイナンスはInvestment Bankだけじゃない。」

・・・えーっと、自分はここにいる多くの人たちの一人ですが。

Investment Bankの求人は昨年に比べて多少改善したものの、依然として厳しい状況が続いている。にもかかわらず、リストラにあった人たちを含めて多くの人たちが応募をするため、非常に競争が激しいとのこと。さらにPrivate Equityはさらに厳しい、いやほぼ不可能らしい。ちなみにAsset Managementに特化した会社が比較的狙い目とか。長い間、欧州と米国のファイナンス業界を近いところから見てきたとのことなので、(心理的バイアスのせいか)すごい説得力がある気がする。

午後はTeam BuildingとCVセミナー。Team Buildingはグループに分かれて簡易的なロケットを作った。なぜこれがキャリアと関係があるのかいまいちわからなかったけど、他人とコミュニケーションを取ったり、リーダーシップを発揮したりという練習なのだろうか。

CVは日本語で言う履歴書と職務経歴書が合体したもの。ただし、CVの良し悪しで書類審査の合否が決まるため、日本みたくだらだら書かず、箇条書きで主張したいポイントをズバッと書く。ちなみに人事担当者が目を通す時間は一通あたり30秒とか。この時間内で魅力的に見せられなければ負け。

翌日の午前はExploreという自分探しの仕方。自分の得意のスキルは何で、不得意スキルは何か。自分はどういうことが好きなのか、または嫌いなのか。仕事選びにおいて自分はどういう要素が重要としているのか。これらを裏付けるためにはどういう情報が必要か。など。

午後はCommercial Awareness。ファイナンスを中心とした日々の情報をしっかり仕入れておきましょうというもの。その仕入れ方や、あるトピックについて実際に議論したり。

最終日の午前はDiscoverというExploreの続編。自分を探し終わった後、自分に最も適したポジションを見つけるにはどうしたらいいか。参考になるWebや雑誌などの紹介や、グループのメンバーとなぜ自分にとってこのポジションが適しているかを話してみたり。

という感じの怒涛の3日間。

新しいフラット

遅くなりましたが、フラットについて。

当初、Pre-sessionalのときに住んでいた寮のあとも、また大学の別の寮に入ることになっていましたが、「大学から遠い」「空白期間がある」などの理由からいい部屋がないかさりげなく探していたり。ちょうど友人の台湾人がいい部屋を見つけてくれたので、変更することに。すでに支払ったデポジットもほとんど取り返すことに成功。

場所は前回住んでいた寮から徒歩2分。なのでロケーションはほとんど変わらず、大学まで徒歩30分。毎日Hyde Parkを歩けるのがいい。家賃は£125/週(水道光熱費込)+インターネット£100/年という立地にしてはかなり安めの設定。入ることになっていた大学寮は£110/週(全て込)だったが、定期代を考えるとほとんど変わらない。時間は50分かかるらしいので、こっちのフラットの方がお得!

引越しは朝8時40分始動。にもかかわらず管理人がいなくてドアが開かず。事前の説明ではいつも誰かしらいるって言ってたじゃん!?結局開いたのは9時半を過ぎてから。10時までにこれまで住んでいた大学寮をチェックアウトしなければならず、荷物は近いので2回に分けて運ぶことにしたため、ダッシュで寮とフラットを往復する。そんな感じで慌しく引越し終了。けど近いから楽だー。

内装はこんな感じ。


ベッド周辺。ちなみに赤いシーツは趣味が悪いので交換しました笑



今回はキッチンが部屋の中に。これで皿やまな板が盗まれる心配はない。



窓からの眺め。隣のビルがよく見えます・・・


そしてようやく掛け布団を買いました。これで凍えて目が覚めることもない。まあ、完璧ではないにしろ、とりあえず楽しく住んでいます。

2009年9月29日火曜日

引越し完了のご報告

大きな問題もなく昨日引越しが完了しました。場所は前に住んでいた寮から徒歩2分。住み慣れているので楽っちゃ楽です。まあ、細かい問題を挙げるとすれば
・インターネットが不安定&電波が弱い
・蛇口の締まりが悪い
・部屋にモノを置く場所が少ない
・シャワールームが狭いし、着替えとかを置けない
・トイレにトイレットペーパーがない(持参しなきゃいけない)
などかな。

詳細は後日。明日から3日間Pre-induction courseが始まります。内容はキャリアを中心としたもの。いよいよネイティブの学生とご対面なのでちょっと緊張。

そんなスケジュールなのでオンライン準備コースをやる時間がない!?ということで今がんばってやってますー。

2009年9月27日日曜日

皿が盗まれる寮

以前まな板が盗まれたことは書きましたが、最近の流行は皿。昨日は2つとも盗まれてさすがにちょっと頭に来た。犯人はわかっている。ポーランド人の学部生。今度会ったら一言言おうと思っているがなかなか会わない。

そんな寮とも明日でお別れ。連絡が遅れましたが、引越し先はせっかく当選した大学寮をキャンセルして、普通の賃貸(フラット)になりました。詳細は明日引っ越した後、連絡しまーす。

2009年9月26日土曜日

つながらない

Financeの準備コースを終わらせなきゃと昼ごろからWebページにアクセスしているのにページが表示されない。サーバーが落ちてるのか。マジ困る。

仕方がないのでキャリアのほうを進めることに。11月20日(金)-22日(日)でボストンキャリアフォーラムというのがあるらしい。留学している日本人を対象にした就活イベントで日系外資系合わせて100社弱の企業が参加する。ちなみにロンドンでもあるけど毎年10社程度。まあ、欧州は留学している日本人が少ないからね・・・にしても少なすぎ!

このイベントのすごいところは、うまく行けばその場で内定も出るとか。募集している多くのポジションは東京勤務だけど、中には海外勤務も結構あったりする。ガチでネイティブと争うより日本人にフォーカスしたリクルーティングの方がまだチャンスがあるはず。

問題はコスト。交通費6万円、宿代1万(YHA)、もろもろで10万ぐらいは必要。時差は5時間で意外ときつくて、3日間参加するとなると木曜、金曜、月曜は大学を休まなきゃいけないかな。悩ましいわー。

2009年9月25日金曜日

転職エージェントのインタビュー

昨日、登録した2社に行ってきました。両社ともオフィスはシティにあって、その間徒歩30秒。普通に窓から相手の会社が見えてたりする。手に入れた情報としてはこんな感じ。

・欧州(UK、EURO)金融業界は依然として厳しい状況
 -> 欧米系はもちろん日系からも求人はほとんどない

・米国に比べ、欧州と日本との関係はそれほど密ではない
 -> そもそもこっちでの日本人採用が少ない

・欧州の日系メーカーからの求人はたまにある
 -> 某大手日系ゲームメーカーの財務担当者とか

・欧州に比べシンガポールが景気の回復が早い
 -> 某大手日系銀行がアジアマーケットに対する日系企業のクロスボーダーM&A業務を募集
 -> ちなみにシンガポールの平均給与は日本の7掛け
 -> ちなみに上海の平均給与は結もっともっと低いらしい

・中途採用の場合、オファーをもらったらすぐ働かなければならない
 -> 動き出すのは来年の4月以降

・紹介できる求人はほとんど日系企業
 -> だいたい日系:外資系=7:3

・こちらではあまり新卒という概念がない
 -> 現在の大手外資系金融機関の募集(Full-time)は新卒も中途もみんな応募してくるらしい

・金融業界に入るなら28歳まで
 -> これ以降の金融業界への転職はケースとしてあまりないらしい。かなり閉塞的。

という感じ。はい、厳しいですね。もちろん来年には状況は少し変わっていると思うけど、劇的に変わることは考えにくいかな。

HSBCがオフィスの中心をロンドンから上海に移したり、野村の最近の動きを見ていると、多くの金融機関が中国をフォーカスし始めている。香港やシンガポールで働くことは長い目で見ると結構メリットがあったりするのでは、なんて考えたり。ただ香港は英語に加えて、中国語も重視されるというウワサ。今から中国語勉強しようかな笑

Pre-sessionalが終了

5週間にわたるPre-sessionalが終了。昨日打ち上げパーティがあり、今日は成績と証明書を受け取りました。成績とともに振り返りたいと思います。

・Writing(A-)
初日に文法のテキストが配られたもののほとんどやらず。ほとんどの時間を環境問題とかテクノロジーとかの5分ぐらいのビデオを見て、ポイントとなる箇所をメモって、サマリを書くということに費やす。書くスピードが速くなったり、サマリのまとめ方には慣れたりしたものの、表現の幅や単語数などはあまり変わっていない。

・Special Subject Workshop(B+)
これもサマリを書くのがメイン。ただ、テーマは自分の専攻する分野。自分はPrivate EquityとInternational Businessを選択。これらに関する単語は増えたけど、まだまだ足りないかな。リファレンスの書き方やこの授業の範囲。講師が慣れていなくて、コミュニケーションを取るのに苦労した。

・Presentation(C+)
問題のPresentation。多くの人がAやBを取ってるのにC+。原因はしゃべるの早すぎ。与えられる時間は10分間にもかかわらず、練習ではどうしても12分を超える。でもスライドは削れない→話すの早くなる→聞き取りづらくなる。講師のメモにはtoo quickとかrashedとかって書かれていた。
次の原因はPronunciation(発音)。アジア系の友人には聞き取りやすいと言われるけど、ネイティブには聞き取りづらいらしい。個々の発音に加えて、全体的に抑揚がないらしい。期間中にPronunciationのコースを勧められたので取ろうか考え中。他にもSignpostingやEyecontactなど課題は多い。

てな感じです。実感としては5週間前とあまり変わっていない、これは多くの生徒が感じているようです笑。たぶんまだまだ地道な努力が必要なんだと思います。がんばろー!

2009年9月22日火曜日

やる気が出ない

Pre-sessionalも残すところあと3日。ちなみに25日(金)の午前が最終でした。なのにやる気は出ない。英語はしゃべれない。早くも息切れ気味かな。

木曜の最終プレゼンに選んだトピックは「Prospect Theory」というやつで2002年にノーベル経済学賞をもらっている理論。多くの経済学やファイナンスの理論は期待効用理論(期待値)などの客観的価値を前提にしているけど、実際にヒトは主観的価値をもとに意思決定をしてしまう。Prospect Theoryはそんな心理学的な側面にフォーカスした意思決定理論。

金融危機がきっかけなのかはわからないけど、ひそかに人気が出てきているなんてウワサも。ビジネススクールでも新しくクラスを設けたとか。実用例を調べてみるとJPモルガンがProspect理論を含めた行動ファイナンスを結構前から研究をしていたらしく、日本でココロジカルというファンドを作って提供している。紹介のページは行動ファイナンスのクイズがあって面白い。

ただ、以前心理学を勉強していたときも思ったけど、定量化するのが難しいのでは。定性的にはおおざっぱに説明できたとしても、ビジネスで使おうとするとやっぱり定量化は必要になる。ココロジカルもマーケットの心理的要素を定量化して投資戦略に反映しているといってるけど・・・どうだろう。ただ、期待値のような客観的な側面だけではなく、主観的な側面にアプローチすることはビジネスにおいては大切なことだと思う。

ちなみに今日のプレゼンの練習で「期待値がわからない」と言われてしまいました泣

2009年9月21日月曜日

日系の転職エージェント

にとりあえず登録してみました。登録したのは
Centre People Appointments Limited
JAC Recruitment
の2社。まあ、留学エージェント同様、あまり当てにはならないというウワサを聞く。まあ、それでも何か良い情報が手に入ればいいかなと。24日(木)にさっそくインタビューに行ってきます。

今日はSSWという自分の専攻の英語を使おうという授業のテスト。問題は一人ひとり違って、事前に選んだ本を基に作られます。自分の場合は「プライベートエクイティファンドが投資に用いる手法と、日本で投資する際に文化的障壁をどのように解決することができるか。」という感じ。

いやー、ちょっと難しいっす。でも自分の将来にとってダイレクトな問題かもしれない。次はしっかり応えられるようになっておきたい・・・って次はいつだ?

2009年9月20日日曜日

いよいよ最終週

5週間のPre-sessionalコースが来週の木曜日で終了予定。その前に、月曜日にエッセイを書いて、木曜日に個人プレゼンのテスト。

まだ終わってないけれどなんかあっというまだった。そして自分の英語は上達しているのかかなり疑わしい。多少の慣れはあるのだろうけれど、特に「これが伸びた!」という実感はない。突然来るのかな?

英語もそうだが、ファイナンスのほうもそろそろやらないと。ちょこちょことは進めていて今は70%ぐらい。来週からペースを上げて取りかからなければ。

そして就活。FulltimeのApplicationの締め切りは早い企業で10月半ば、遅くても11月の終わり。一般的には、応募する会社にフォーカスした志望動機を書くために、多くの企業に出すよりも数社に絞ったほうがいいらしい・・・まあ、そりゃそうだ。

そういえば、自分と同じように海外での就職を目指している台湾人がいる。専攻はHealth Managementで、もともと英国で働くことを目指してきたが、今年別の大学を卒業した彼女の友人が英国で就職ができなかったため、英国をあきらめて他の英語圏で職探しをすることを決めた。

この情報不足のなか、自分はどういう戦略を取ればいいのか悩ましい。

2009年9月17日木曜日

最悪のプレゼン

やってしまった。全然準備をせずにプレゼンに臨んだら、話が全くまとまらず時間オーバーで止められる羽目に。準備しないと日本語でも難しいのに英語だと、それはもうひどくて言葉では言い表せない。時間がなかったってのはみんな同じ状況なので言い訳にならない。タイムマネジメントも能力の一つだろう。

今回は前回のグループプレゼンと違い、自分の専攻に関わるテーマを自分で選ぶ。昨今の金融危機について選ぼうと思っていたけど、今日のみんなの反応がいまひとつだったので変えたほうがいいかも。せっかく心理学を勉強したから行動ファイナンスにしようか悩み中。

来週の木曜日がプレゼンの最終テスト。同じ過ちは繰り返さないにしっかり準備しよ。

2009年9月15日火曜日

ロンドンの名所巡り

パブに2日連続で行ったり、ロンドン観光したりと「忙しい忙しいと言いながら暇なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そうではないです、はい。

先週末に行ったところをダイジェストで。


逆光のBA London Eye。乗るのは£15.5もかかるので断念。すみません、貧乏学生なんで。オンラインで予約しておくと少し安くなるとか。


Big Benこと国会議事堂。建物の造りがすごいキレイで、観光名所になるのがよくわかる。実際にこのまわりはすごい人でした。


Big Benの近くにあるWestminster Abbey(ウェストミンスター寺院)の入口。でかすぎて全体を撮りきれませんでした。英国内の祭事や重要な式典に使われているようです。


馬に乗った警察官。ちょっと入れ込んでました。そりゃ、これだけの車と人がいりゃそうなるわな。


かの有名なBritish Museum(大英博物館)。無料です。でかいです。すごいです。世界各地から歴史的に重要なものを集めています。日本のブースも一番奥にありました。こうやって比較すると日本は独特だなーと感じます。


Tower Bridge。可動橋なので日本でいう勝鬨橋でしょうか。えっ、全然違うって?こちらはまだ週に数回、橋が上がるようです。


どこから撮ったらいいかわからないTower of London。残念ながらいろいろ工事をしてました。Towerとかいいつつ昔は処刑執行場だったとか。なんで観光名所になるんだろ?


いよいよシティの方にやってきました。このあたりになるとスーツ姿のビジネスマンばかり。スタバがやたら多く感じたのは気のせいでしょうか。


シティの中心部にあるRoyal Exchange(王立取引所)。中はアパレルショップ、アクセサリショップ、レストランなどが入っているようです。値段は見てませんが明らかに高そうです。


SwissReビル「Gherkin」が少し見えます。なんか新宿にも似たような建物なかったっけ?とにかくこのあたりは高い建物ばかり。


Bank of Englandの一部。でかすぎて撮れません。今、近いうちに利下げするかもとか言ってるのはここの人たちです。


えーっ、グローバル企業だったの!?


こんな感じで慌しく巡ってみました。来年はこのシティで働いているはず。やばい、イメージが持てない・・・もう一回行ってこよ。

イギリス人は計算が苦手!?

とあるパブでの出来事。たまたまが重なって2日連続で同じパブへ。

ビール×1とスミノフ×1を頼むと店員に「£8.7だね」と言われて、なんかやたら高いなーと思いながら£9.2の小銭を出すと「いや、£8.7だよ、£8.7」と少し迷惑そうに言われる。

・・・いや、50p(£1=100p)の硬貨を1枚くれればいいじゃん。

結局、£9にして10pの硬貨を3枚もらう。そして僕の財布は膨らむ。

次の日、ビール×2とスミノフ×1を注文すると「£8.7だね」と昨日と同じ値段。おかしいなと思って昨日の状況を振り返ってみると、自分の直前に別の日本人がビール×1を注文していた(もちろん個別に支払済)。

・・・絶対、昨日の店員は二重請求したな(泣)

ちゃんと計算できないなら電卓使ってほしいよ、まったく。

2009年9月11日金曜日

3週目が終わった

なぜか週明けと週末の更新ペースを維持。今週も課題に追われて、土日にもやらなきゃいけないことがたくさん。プレゼンとライティングの中間テストは無事終了し、感触もまずまず。

そういえば驚きの出来事が。日本人の女性が8週間のPre-sessionalに参加しているのですが、急性胃腸炎で先週はほとんどお休み。理由を聞いたら学食が原因とのこと。そんな話をしてたら、ベネゼイラや中国人も腕に湿疹ができたとかちらほら。そういえば自分も手に湿疹ができたなー・・・。おそるべしイギリス飯。まずいだけではなくて、病気も引き起こすなんて。

体調管理に気をつけながら宿題に勤しみたいと思います。あっ、でも今週はいろいろ行くところが。時間がなーい。

2009年9月7日月曜日

3週目が始まった

あっという間に3週目。いや、ほんとにあっという間。口内炎もほぼ治り、ようやくそのストレスから開放された。

週末は結局、台湾の友達には課題を理由に断られ、自分も部屋にこもって課題を片付けることに専念。できるときにどんどんやっとくべし。

今日はさりげなくWritingの中間試験で、全然準備していかなかったけどそれなりにうまくかけたと思う。木曜日にはもう一つの中間試験、グループプレゼンがある。こっちのほうが大変そうだな。

最近プレゼンをして気づいたこと。会話のように話すのと、プレゼンで大きな声で話すのとでは全然違う。なんかめちゃくちゃ日本語訛りになる。自分の発音をチェックするときは大声で話してみるといいかも。

2009年9月4日金曜日

2週目が終了

今週は突然課題が増えて、ブログを書く時間が・・・言い訳です。その割に自分の英語力が上がっている感じが全くしないのはなぜだろう。口内炎も少しずつ良くなっているものの、相変わらず話すと痛いし、食べるときはもっと痛い。口内炎の薬ぐらいは持って来れば良かったかな。

今週末も課題が結構ある。ファイナンスの準備コースは止まってるし。でも週末は台湾人の友達を日本食レストランに案内するんじゃなかったっけ?こういうときは目の前にあるものを一つずつ片付けていくべし。

というわけで、今日も勉強してから寝ます。

2009年9月1日火曜日

2週目に突入

一昨日から口内炎ができて発音がしづらい。たぶん英語を話すときは日本語より舌を動かすので、知らず知らずのうちに歯に当たってたのかと。ただでさえ下手な英語がなおひどく。そんな状況で2週目に突入しました。

今週は
Writing:一冊目ののSummaryの提出
Presentaiton: 与えられたキーワードについてのプレゼン
が予定されてます。

ここに来て自分の悪い癖が。与えられている課題の理解があいまいなのか、内容があいまいなのか、どうも気になって気になって仕方がない。慣れない英語だとこの細かいすりあわせが難しい。たぶんそんなこと気にすることないんだろうけど。

まあ、とりあえず強引に進めよう。

2009年8月31日月曜日

日本の選挙

一昨日、日本では衆議院選挙が行われました。残念ながら自分はこっちにいるため投票できず。結果は民主党が300議席を越す大勝。この予想以上の結果は民主党の政策に賛同と言うよりも、このままだと日本がヤバいんじゃないかという危機感みたいなものがあったのだと思います。

自分はこの10年の間に日本が今後どうして行くか本気で考えなければならないときが来ると思っています。なぜ10年かはたいした根拠はないのですが、例えば2009年6月末現在の国の債務残高は860兆と公表されており、そのほとんどが国内での引き受けです。また、このほかにも特別会計分や今後の年金などの財源不足分などを考えると1200兆とも2000兆円とも言われていて、仮に1200兆だとすると、このまま年30兆円ペースで発行し続ければ、10年で個人金融資産残高の1500兆円を超えてしまうことに。こうなったらもう海外からお金を引っ張ってくるしかありません。

会社に例えると、会社のお金が足りないので従業員から一生懸命借りていた。そのうち従業員の貯金が尽きて、金融機関や第三者から借りる必要が出てくる。そんな会社にあなたはお金を貸したいと思いますか?

現在ですらGDP比での債務割合は日本が先進国の中で圧倒的に高く、今後も急激なスピードで増加することがIMFによって予想されています。国債の引き受け先がなければ金利を上げざるを得ず、今の状況であれば必ず経済を圧迫するでしょう。または税収を増やすために無理やり税率を上げて、同様に経済へマイナス効果を与えるなんてことも。円に対する信用もなくなり、円安の方向に逆戻り。多くのものを輸入に頼っているため対外購買力は落ち、さらなるダメージへ。自動車や電気機器が好調であればいいですが、そんな保証はどこにもありません。

市場主導型の小さな政府や福祉を手厚くした大きな政府などの話が話題にありますが、前提条件として経済力の維持または成長は必須です。もちろん生活レベルを落としていいのであれば話は別ですが。

ちょうど選挙の日、絵画関係のビジネスをされている方と食事をする機会がありました。まさに文字通り世界中を飛び回っていて、前日にニューヨークから帰ってきて、翌日も午前中にパリに行かれるとか。日本を内側と外側の両方から見続けているこの方の認識も、やはり将来への懸念でした。

もちろん政権を取った民主党へは期待したいですが、一人ひとりが政治や経済について意識を変えないと何も変わらないのかなーと思ってしまいます。

Notting Hill Carnival

今日はBank Holidayというイギリスの祝日。ということでPre-sessionalのSocial Activityに参加してきました。行ったのはNotting Hill Carnivalというお祭り。どういうお祭りなのかは全然わからず。

見てみると、住宅街にある通りを使って、各チームがトラックから出る大音量の音楽に合わせながら踊ったり、演奏したり。


アフリカ出身の人たちかな?



DJ的な感じの人



色んな作り物も



セクシーなお姉さんも


感想としては・・・なんだろう、この中途半端感は。自分がもっと殻を破って騒げば面白いのかな。会場も盛り上がってるような、そこまで盛り上がってないような。うーん、考えてもわかりません。

日本のあたりまえ

キャリアセンターに行った日、実は携帯を買いました。キャリアは日本人にとっては懐かしの(?)Vodafoneで製造もVodafone。Pay as you go方式(日本ではPrepaid方式)で価格は£25(4000円ぐらい)。



支払方式は他にPay Monthlyがあり、ほとんどの日本の携帯がこれにあたる。当然支払方法によって本体の料金も異なり、Pay as you go方式だと£50~100ぐらいが相場みたい。つまり、今回買ったのは最下位クラスの機種。

店頭でEメールのコストについて質問すると、「1日あたり○ペンスかかる」という回答。でも別の機種では£10で300messages送れますよっていう表示があるじゃん。これは送信あたりコストがかかるってことじゃないの?どゆこと??

知っている人は気づいたかと思います。

そうです。日本の携帯のように直接Eメールを送れるようにはなっていないのです。あまりに話がかみ合わないので、店員さんがデモを見せてくれ、その内容はVodafone Live!(i-modeみたいなもの)に入ってGmailなりYahoo!メールなりにログインするという衝撃の事実。

日本のあたりまえはこっちのあたりまえではない。

改めて再認識。ちなみにこっちでいうメッセージ機能はdocomoのショートメール。電話番号を指定してテキストメッセージを送る。絵文字はもちろん、転送もできなければ改行もできない・・・なんて不便なんだ。

日本の携帯はすごいなーと思いながら今は目覚ましに使ってますw

2009年8月29日土曜日

初めてのキャリアセンター

It's not impossible, but ...

わかってはいるけど、改めて言われると辛い。

ビジネススクールのキャリアセンターに行くと、明るそうなおじさんがアドバイザー。CV(履歴書)を渡して簡単な自己紹介と自分の今後について話す。

彼のアドバイスはまとめると下記のようになる。

・非常に厳しい
 - 投資銀行、特にコーポレートファイナンス部門の競争率の高さ
 - EU外の国籍=永久就労ビザがない
 - 特別な経歴や能力があるわけではない
 - イギリス以外のEUはもちろん、アメリカや香港も状況は似ている

・柔軟に考えたほうがよい(妥協案とそのタイミング)
 - ロンドンの金融機関で技術職などの別の部署
 - ロンドンに支店のある日系金融機関
 - 日本の外資系金融機関に就職して、そこからロンドンへ
 - コーポレートファイナンスであれば金融機関以外の会社も視野に

・諦めないでトライすべきだ
 - Fulltime2010 (Apply: Sep-Nov2009)
 - Internships (Apply: Jan2010)
 - Fulltime?? (Apply: After graduating)
 ※上記のオプションは自分で提案

と言う感じ。加えて2つの質問。

K: My visa can be extended for one or two years. Is it useful to get a job in the UK?
A: No. If you were a human resource manager, which would you like to employ the candidate with 2-year visa or the other candidates who have a parmanent visa and the same backgroud?
K: ・・・.

K: In recent years were there any Japanese students who tried to get a job in the UK like me?
A: I don't know all of the Japanese students. But, the students I remember went back to Japan.

うーむ、どうするか。。。

今日から3連休

そんなに休みいらないけど、月曜日がこっちの祝日なので。

昨日は全然でした。なんというか、頭がまわらなくて、英語で話そうとすると単語がバラバラに思い浮かんで、順序付けにえらい時間がかかって、つっかえつっかえになる、そんな感じ。少し疲れがたまってきたのかな。さらに、自分の選んだ本をあまり読まずに授業に臨んだら、サマリーをプレゼンすることになってしまいあたふたあたふた。週末の宿題はしっかりやりたいと思います。

今日はこれからビジネススクールのキャリアセンターへ。ちなみにビジネスセンターとその他の学部のキャリアセンターは違うらしい。なにかとっておきの情報があったり。

その後は図書館行ったり、台湾人とのアポがあったり。

携帯もそろそろ買わないとなー。

2009年8月28日金曜日

プレゼンのクラス

の初回がありました。自己紹介を3分間のスピーチ。トップバッターでそれほどあがってた感じでもなかったんだけど、全然言いたいことが言えなかった。最後には10分間のプレゼンがこのクラスのアサインメント・・・結構やばいぞ。

午後はチュートリアルという個人面談。どの先生もタイトなスケジュールで面談していたのでバタバタ感が。ちなみに自分の面談時間は10分のはずが、わずか3分・・・。

今日は選んだ本のチェック(課題にふさわしいか)をしてもらいます。問題なくOKが出ますように。

あっ、まな板戻ってきましたw誰だよ、まな板なんかキープしてたの。

2009年8月27日木曜日

まな板が

盗まれました。他にもキッチンにはあるのになぜ俺のだけ?一番新しいから??マジへこむ。

昨日は午前中Writingの授業。内容は間違い直しとサマリーの作り方。エッセイの書き方から入ると思っていたのでちょっとびっくり。

昼食後はNatWest銀行に。明日には口座はできて、一週間後にキャッシュカードが送られてくるらしい。ちなみに留学生だとクレジットカードは作れないみたい。

午後はゲストのレクチャー。ピザの斜塔の倒れるのを食い止めることに成功したImperialの教授。専門はもちろん土木工学。話し方がゆっくりでとても聞き取りやすかった。

そのあとはさっそくキャリアセンターへ。土曜の10時半からアポをアドバイザーと取っておいた。「日本人のロンドンでの就職はどう?」と受付の人に聞いたら「確かに厳しい。ほとんどの日本人が日本に戻ってしまうからね。英語がすごいうまければいいんだけど。」と言われてしまう。厳しいコメントけど事前にわかっていたことだし、少しでも可能性があるならしがみついてがんばりたい。

そして図書館で本探し。結局ベンチャーキャピタルとIDEAのイノベーション本をチョイス。

さらに、同じFinance専攻で財務省出身のKさんにクラシックコンサートに誘われて、Royal Albert Hallに。毎日やっているらしく、立ち見だとなんと£5、日本円で800円。若者からビジネスマン、老夫婦など色々な年齢層の人たちが聞きに来てた。自分はクラシックは詳しくないけど、ベートーベンとかではなくてもっと新しいポップな感じの曲。


上の写真は開演前のステージ。ステージの目の前(写真手前)が立ち見になっていて、みんな立ったり、座ったり、寝転んだりして聞いているw

という結構ハードな1日でした。今日は早く帰ろ。

2009年8月26日水曜日

2日目は

大学内を回って、チューターとのご対面。普段はImperialの先生ではないらしく、あまり校舎をわかっていない感じ。でもやさしそうな先生。

昼食は初めて大学で。魚、ビーフ、チキン、ベジタリアンでメニューが分かれていて、値段は学生割引で£4ちょい。日本円だと700円弱なので日本の学食のほうが安いかな。味は・・・俗に言う大味ってやつでしょうか。キャッシュしかダメなのが不便。

その後はSpecial Subject Workshopという自分の専門分野でエッセイを書こうという授業。このエッセイも評価の対象に。もちろんFinanceで探したものの、なかなかいい本が見つからず。先生に本をチェックしにもらいに行くとDescriptionが多すぎるって、ほとんどの学術書そうやんけー。

今日も探します。あっ、銀行行かないと。

2009年8月25日火曜日

Pre-sessionalの初日

に行ってきました。

Pre-sessionalコースについて改めて説明すると、これから大学or大学院に入学する学生を対象に授業で使う英語(Academic WritingやらPresentationやら)を準備するためのコース。期間は5週間。8週間コースもあったのですが、IELTSの点数から入ることが出来ず。

実際に行ってみると生徒数は100人ちょい。8週間からいる学生40人と5週間から合流する学生60人ぐらい。中国人が圧倒的に多く、しかも固まって行動するので英語でなく中国語がよく聞こえてきたり。その他のアジアや中東からも多く、欧州もギリシャ人やスペイン人などもいたり。

朝、少し集合場所を間違えて、同じように間違えたサウジアラビア人と一緒に正しい集合場所へ。女性なので中東っぽい格好をしているけど、英語は普通にしゃべってるし。しかもめちゃめちゃ速い。

集合場所でも何人かの中国人がいて、そのサウジ女性と中国人の話しているのを聞いていると、アクセントを違えど、ネイティブじゃないかと。ここは英語ができない人がくるところなんじゃ・・・と開始直前にすごい不安に。

コースが始まっていろいろな人としゃべりましたが、自分は上中下で分けるとすると下に入ってしまう感じ。それぐらいみんなしゃべれる。8週間コースの人も上手に話してたな。まあ、さぼっていたので当然かも。これからこれから!

この日は
・クラス分けのテスト(久々のテストで撃沈)
・IDカード(学生証)の取得
・Imperial College Health Centreに登録
・コンピュータアカウントのActivate
・銀行の口座開設(書類記入まで)
をしました。

今日は図書館の登録とチューターとのご対面など。がんばりまーす。

2009年8月23日日曜日

明日からPre-sessional

いよいよです。9時に大学です。寝坊しないようにしないと。
明日はクラス分けのテストがあったり、IDカードが交付されたり、銀行口座の開設についても説明があるらしい。どんな人たちがいるんだろうか。

準備コースの方も少しずつ進んでます。数学の微分積分と線形代数、統計の確率、会計の80%まで終わりました。まあ、まだまだ先は長いですが。

そんななか、夕方17時過ぎに今日の夕飯の買い物に行くと、いつもお世話になってるすでにTESCOは閉まってる。

あれ、早くね?

その近くのスーパーMark&spencerも当然とばかりに閉まってる。

・・・さすがです。日曜はそんなに仕事したくないんかい!

近くの食料品店は開いてたものの、品揃えがいまいちだったので牛乳とハムだけ買って帰りました。今日の夕飯は質素に済まそうと思います。

2009年8月22日土曜日

ちっちゃいことは気にするな~

今日もひきこもって勉強。オンライン準備コースはよく見るとファイナンス基礎みたいなものがあったりで計6コース、120時間。はい、がんばります。

そんななか、昼ごはんを作るため近くのTESCOというスーパーにお買い物。近くでマーケットも開かれていて結構な混みぐあい。こっちの人は週末に大量に買い込むのが普通みたい。多くの人がガラガラひく荷物入れを持ってどんどん野菜とかを入れている。

TESCOの中も平日より混んでいて、レジでは列もできている。かごを持ちながら自分の番が次になりそうなとき、おばあさんが声をかけてきた。

ば:「Excuse me. Can I ...?(聞き取れない)」

K:「Sorry?」

ば:「Can I ... to front of you? Thank you.」

という会話を交わしながらスルスルと自分の前に。おいおい、これは割り込みってやつじゃないですか。

K:「Do you want to move to front of me?」

ば:「Yes. I have only one bread.」

えー、そういう問題?まあ、急いでないからいいけどさ。でも、俺もそんなにたくさん商品持ってないんだけど。日本じゃありえないだろー。

そんなこんなでようやく自分の番に。水とパン、トマト缶、野菜を購入。野菜はkg当たりの値段だからレジで一種類ずつ計る必要がある。レジのおばさんが野菜を計るために袋から出してると、ニンジンとたまねぎとマッシュルームがコロコロ転がって床に着地。と思ったら、何もなかったかのように戻して会計。

えー、戻しちゃうの?ニンジンとたまねぎは皮むくにしても、マッシュルームはそのまま食べるんですけど。日本だったら形だけでも交換するよー。

申し訳ないと思ったのか、野菜を袋に戻すのを手伝ってくれた笑


そんな小さなことが気になる今日この頃。わかちこわかちこ。

2009年8月21日金曜日

ようやく準備開始

昨日から部屋にこもって準備を開始。

一つは来週から始まるPre-sessionalコース。初日にListening、Writing、Speakingのテストがあるらしい。聞いたり話したりは多少していたけど、書くことは全然していなかったので、久々にIELTSのTask2に出てくるような問題を書いてみる。

・・・書けない。

やはり忘れてしまったようです。Introduction→Body1→Body2→Conclusionとそれぞれで使っていたフレーズをなんとか思い出す作業が必要。こんなことなら昔のノートを持って来ればよかった。あきらめずにがんばります。

もう一つは先日書いたファイナンスのオンライン準備コース。これまであまり見ていなかったけど、各コース結構な量がある。そして1コースが大体20時間ぐらいで作られているとか。ということは20時間×5コース=100時間。1日4時間やっても25日もかかる!?

これはまずい。

というわけで、入りやすそうな会計から。でも英語の表現に慣れていないため結構時間がかかる。しかも何の説明もなくNRVとかReplacement Costとか出てくるし。くじけずににがんばります。

2009年8月19日水曜日

大学までぶらぶら

到着した日はスーパーを探してで買い物をしただけで終了。事前にスーパーの位置だけでも確認しておくべきだったと反省。

ロンドンではセブンイレブンのようなコンビニはなく(今のところ)、スーパーか町の八百屋さんの延長みたいなお店が多い。スーパーでよく見るのはMark&SpencerとTESCO。ただ、お皿や調理器具はあまり置いていないので他のところで探すはめに。

翌日はHyde Parkを歩いてImperial College Londonへ。オーストラリアと同様に、公園の整備のされ方はすごい!めちゃくちゃきれいです。


Hyde Park内の道。



中心にある像。



乗馬用の道もあったり。


そんな写真を撮りながらHyde Parkを抜けると。


Royal Albert Hall



まわりの町並み



これも、と思いきやここから大学の校舎



大学の入り口のひとつ



ビジネススクールの入り口



ビジネススクールの中



大学の図書館



他の校舎



うーん、なんか



どこかの理工学部に似ている気が


セキュリティの関係でこれ以上は入れませんでしたが、実際に大学を見て少しわくわく。24日が待ち遠しいです。そのためにも今のうちにしっかり準備をせねば!