2009年11月26日木曜日

グループワーク

このコースは(このタームは?)中間テストがない代わりに各科目で大きめの課題が出る。そしてそれらの締切が大体今週末。

ほとんどは個人ワークなのだが、SAFE(Statistics and Financial Econometrics)はグループワーク。Pairs Tradingというトレーディング手法を過去データを使ってシミュレーションし、その収益率を分析せよというもの。データは6年分の営業日分あり、手で計算は難しいのでMatlabというソフトでプログラミング。もちろん自分が担当。

グループは例のスイス人とイギリス人と組んでいるけど、予想通りなかなか難しい。自分の言いたいことが英語で伝えられない、そして相変わらずイギリス人の英語が聞きとれない。しかも他の課題もあり、就活もあるせいかかなり時間を割きたがらない。うーん、決して不真面目ではないんだけど、完ぺき主義から程遠いというかなんというか。

「やばい、時間がないからなんとかしないと。」ではなくて「時間がないから仕方ない。他の課題もやらないと。」という感じ。

そんな状況のなか、昨日、その課題の締切延期が決まった。さて、どこまで質を高められるか。

2009年11月19日木曜日

日本料理とアルジェリア

昨日、日本好きなタイ人の企画で初めて日本料理屋に行ってきました。お店はKikuchiというところ。

いやー、3ヶ月ぶりに本当の日本料理。これを食べてしまうと日本に帰りたくなる。店構えもしっかりしていて、メニューも豊富。メインは寿司と刺身、焼魚などの魚料理かな。東京にあっても、そこそこ食べて飲んで一人5000円はしそうなレベル。ロンドンだと・・・とても書けません。当然ながら、今日の夕飯はシリアル。

客層はやはり日本人のビジネスマン。ちらほら欧米人もいたけど。タイ人曰く、平日でも予約をしないとテーブルは確保できないらしい。確かに昨日も満席だった。

・・・写真撮るの忘れた。

帰り道はやたら騒がしい。何かと思ったらアルジェリアの国旗を持ったアルジェリア人が道を占拠している。どうやらワールドカップ出場を決めたらしい。おめでとう!


歌いながら道を占拠するたくさんのアルジェリア人



車もクラクション鳴らしまくりで渋滞しまくり(見えないけど)


ってどう考えてもアルジェリア人多すぎだろー!?おそらくなんちゃっての人たちがたくさん混ざってると思われる。まあ、お祭りみたいなもんだからなんでもいいか。自分も混ざりたかったがチキる。

ロンドンで、日本料理屋に行って、アルジェリア人の集団を見て。将来の東京もそうなるのかな?

2009年11月18日水曜日

ボストンキャリアフォーラムを断念

先ほど、インタビューのお誘いをいただいた企業にキャンセルのメールを出しました。この選択が正しいかはわからない。これからできることは「この選択が正しかった」と思えるようにがんばるしかない。

ちなみに断念した理由は
・1社しかお誘いをいただけなかった
企業がインタビューのお誘いを出すことは任意で、当日行ってインタビューを受けることもできる。しかし、希望する企業が人気企業の場合は難しいかも。これは行ってみないとわからない。

・海外勤務へのこだわり
採用の多くが日本勤務メイン。以前は海外勤務の交渉は可能かと思っていたけど、海外もここまで厳しい状況だと難しいだろう。ちなみにインタビューをいただいた企業は日本勤務の可能性大。

・コストが10万以上
航空券や宿、食事などを考えると10万円を超える。ボストンまで近いかと思えば、時間もフライトだけでも6時間ぐらいかかるし。

・他に投資
同じコストに費やすなら、他に投資した方が海外就職に有利になるかも。そういう投資候補がちょっとある。


詳細はまた後ほど。

2009年11月14日土曜日

飲茶

今日は渡英前の留学エージェントのイベントで知り合った日本人の方と飲茶をした。一人は弁護士で現在LSEのLLMでCorporate lawを、もう一人はUCLで国際人権を勉強している。専門がそれぞれ違うので色々な話が聞けてとても面白かった。特に英米のCorporate lawは、歴史的な背景からEquityとCommon lawの2つが存在しており、それぞれが複雑に絡み合って日本の法律とは異なる解釈が成り立つ話や、新しい試みとしてデリバティブなどの金融商品をリスクの観点から解釈をしようとしてるなど大変興味深かった。国際人権においても、宗教や文化などから生じるコミュニティ(国)特有の人権に対する考え方を認めつつ、どこまでを普遍的な人権とするかなど、なかなか深い・・・そして難しい。


帰りに通ったオックスフォードストリート


街はもうクリスマス。あっ、言うの忘れてたけど、行ったのはチャイナタウン付近のJade Gardenというお店で飲茶はおいしかったです笑

2009年11月12日木曜日

さらに転職エージェントと

昨日、ビジネスパラダイムという日系エージェントがImperial College Business Schoolに来たので、当日に面談を申し込む。ここは留学のサポートもやっていて、以前一度問い合わせをしたことがあった。担当していただいたのは創業者で代表の廣綱さん。非常に落ち着いた雰囲気の方で聞き上手という感じ。なんでもこっちでMBAを取って、95年からいるとか。面談時は創業者とは知らず、たわいのない世間話だけ。もっと色々聞けば良かったー。

内容はそれほど目新しいものはなかった。海外での就職を考えると、企業へのアピールとビザの問題から専門性を持つことが重要になる。自分のバックグラウンドでもっとも現実感があるのはやはり会計。日系企業をサポートする大手監査法人や中小会計事務所は各地にあり、日本人である強みを活かしやすい。

また、事業会社を勧められた。ジョブマーケットで金融やコンサルはひどい状況だが、他の分野に関しては実はそれほどではないとか。日本にある外資系企業のファイナンス部門がMBAやFinanceの海外留学生向けの募集をしているらしく、大企業の管理された財務や教育プログラム、グローバルな機会などは将来役に立つのではと。

あとは、日本で海外留学生として応募をするには今が時期だとか。ボストンキャリアフォーラムをやってるくらいだし。でもアプライしてオファー来たら決断をしなければならない。その時点で海外の可能性はアウト。


さて、自分はどこに向かうべきなのか。


ちなみにImperialで面談を申し込んだのは自分も含めてわずか2人。そして今日はCambridgeで面談らしく、ビジネススクールの学生の全員と会うとか。この差は一体!?就職への意識の差か、またはスケジュールの密度の差か。

2009年11月10日火曜日

こっち来て思ったこと

をダイジェストで書いてみる。

・英国人の少ないロンドン
英国人はどこにいるの?と言いたくなるくらい。飛び交う言語も英語よりも中国語や中東系と言葉の方が多い気がする(ちょっと大げさ)。彼らにとって国ってのはどういうものなのかが気になる。もちろん田舎に行けばたくさんいると思うけど。

そんな超多国籍なロンドンも今の時期は英国人を簡単に見つけることができる。なぜなら胸にポピーを模したアクセサリーをつけているから。なんでも第一次世界大戦の終戦日だとか。必死に自分たちのアイデンティティを主張しているように見えるのは気のせいだろうか。

・車が優先な交差点
交差点では左折する車が歩行者よりも優先。何も気にしないで歩いているとブーと鳴らされます。下手したら轢かれます。でかいバスもためらうことなく曲がってきます。常に神経を使います。

・勝手に部屋に入ってこないで
お湯を出すヒーターが入居したときから壊れていたので、修理をお願いしていた。先々週の土曜日に修理する担当者が来る予定だったが、なんの連絡もなく来なかった。そして先週の火曜日に授業から帰ったら部屋がおかしい・・・というか汚い。何の断りもなく入るのはプライバシーの侵害だと思うんですが。しかも水漏れのおまけつき。これぞUKスタイル。

・時間厳守
なんて言葉はない。もちろん人によるけれど。結構な人が平気で遅刻してきて、何の悪びれもなくレクチャールームの正面を横切る。と思ったら突然質問し出す。いやいや、わからないのは遅れてきたからでしょ。地下鉄もバスも日本のような時刻表はない。大体○分間隔ぐらいかなって感じ。

・個人とグループ
アジア人は固まる。中国人は固まって正面の席を陣取る。タイ人も常に行動をともにしている。シンガポール人も香港人も一緒に座っているのをよくみる。あっ、でもフランス人も固まってるなー。中東も国籍は違うかもだけどお決まりのグループがあるし。単独行動をしている学生が多いのは欧州、中東系だけど、結局人によるのかな。

・あいさつ
基本的にスーパーのレジなどではあいさつをする。人によってはいろいろ話しかけてくる。この前はレジ袋について愚痴を言われてしまった。訛ってて良く聞き取れなかったけど。学食では笑顔であいさつをすると少し盛りが多くなる傾向がある。

・視点が世界だ
もちろん人によるが、みんなよく世界情勢のことについてよく知っている。目を通すのがFinancial timesが一般的だからかもしれない。日本と違って欧州や香港などは他国を行き来することが一般的だからもしれない。Nikkeiだけでなく、Financial timesを読む習慣をつけたい。

他にもいろいろあるけど、とりあえず。

2009年11月6日金曜日

人材紹介会社のインタビュー

スカイプで予定通り午前0時ぴったりから。さすが日本人笑。初めての体験だったので、最初はちょっと緊張。

コンタクトを取ったのはANTELOPEという会社。担当していただいたのは創業者で代表の小倉さんで、話した感じはとても良い方。自分が起業に興味があることを伝えると、自分の体験や仕事で見聞きしたものをふまえて様々な話をしていただいた。

紹介先は残念ながら日本だけみたい。業界は希望した投資銀行とVCに加えて、戦略系コンサルティングを勧められた。話した内容を以下にまとめたい。

[全体]
・日本のジョブマーケットは徐々に回復しているが非常に厳しい状況
・来年になれば状況はもう少し改善するのでは

[投資銀行]
・今年に入って約5000人がリストラされ、その半数がまだ就職活動中
・基本的に大企業出身者を好む(クライアントの信用を得やすい)
・MiF(MSc in Finance)の評価はそれほど高くない
・現状の評価は経験者>JP-CPA>US-CPA>MiFで、経験者>MBA(大学によりけり)
・インタビューではM&Aに興味に関する質問をされることが多い(最近のM&Aを10挙げて、その中で一番良いと思うM&Aは?、なぜ?)

[VC]
・ジョブマーケットはとてもひどい状況
・ビジネスとしても米国に比べて見劣りしてしまう
・特に日系の系列はひどい(決済承認の過程が長い)
ほとんどが金融出身者でマネジメントについて知らない人が多いのでは

[戦略系コンサル]
・ジョブマーケットは厳しい
・大企業出身者を好む(クライアントが大企業だから)
・インタビューではケーススタディやフェルミ推定が出されるので準備が必要

やはり国内もマーケットは厳しいみたい。印象深かったのはVCのほとんどが金融出身者ということ。確かに募集要項を見るとほとんどが金融の経験が必要って書いてある。そしてこれまで金融業界を調べたかぎり、とても閉鎖的で、新卒から金融業界に入っている人がほとんどだろう。

ファイナンスは所詮リソースの確保とその配分であって、それだけでは何も生み出すことはできない。無理やり生み出そうとすると今回みたいな状況になる。特に不安定な中小企業は従来のNPVだけで企業価値を計ることは非常に難しく、もっと多角的に、特に目に見えないソフトな面(企業文化、スタッフの能力や性格など)から企業を分析する必要があるのでは。

さて、シリコンバレーでも行ってくるかな。資金がVCに流れ出したらしいし笑

2009年11月5日木曜日

あっというまに11月

になりました。ブログの更新頻度も落ちてきてしまった。いろいろ書きたいことがあったんだけど忘れてしまった・・・。

相変わらず課題に追われる日々。SAFEの難易度が急激に上がり四苦八苦。統計のバックグランドがない人はみんな苦しんでるみたい。そろそろ中間試験の代わりにCourseWorkというものが各教科出される予定。そして11月中旬にはAccounting、Statistics、Ethicsの試験。

就職の方は1社からボストンでインタビューのオファー。しかし、ボストンで予約可能なホテルがもうない。さてどうするか。加えて、通常のApplicationを作るため、CVを大学のキャリアサービスに添削をお願いしたら結構直されてしまった。こんなことならボストンも急がずに添削してもらってから出せばもっとオファーをもらえたんじゃないか、なんて。なんか全てが後手後手に回ってるなーと反省。

今日はこの後0時(日本時間9時)から日本の人材紹介会社とスカイプでインタビュー。金融やコンサルに絞っている会社で、海外勤務で何か良い案件がないか聞いてみる予定。担当がなぜか代表の方なので話をするのが楽しみ。

最後に松井すごいなー。自分も平均的に高いパフォーマンスを発揮することに加えて、勝負どころで全ての力を発揮できるような人間になりたい。がんばろー。