収まりかけていように見えていた問題が再燃!?
ギリシャとポルトガルの26日の金利急上昇(つまり価格下落・・・DCFの考え方です)、そして27日の評価格下げをきっかけに、欧州の信用不安が注目を集めている。投機筋のお金も結構入っているらしいけど、26日だけでギリシャの2年債の金利は10.408%から13.522%、ポルトガルの2年債は3.051%から3.985%。ユーロもドルや円に対してずっと下げてる。この不安はスペインにも来るんじゃないかという予測。
ギリシャの財政赤字はGDP比で13.6%(2009年)、8.7%(2010年予測)。ちなみに日本は11.3%(2009年)、9.3%(2010年予測)とほぼ同水準。もちろんどう調達するかによって資本コストが変わるので、おそらく対外に依存しているギリシャと対内という特殊な市場に依存している日本とでは状況が異なる。ただ、日本も数年後には対内の貯蓄を使って格安の資本コストで調達することは難しくなるため、非常に危険な状態なのは間違いない。
英国でも金融危機の影響がひどく、2009年度の財政赤字は11.4%になり、債務は68.1%に達してしまう(まあ、日本は200%弱に比べればかわいいものですが)。5月6日に総選挙が行われる予定で、労働党、保守党、自民党はぞれぞれ10億ポンド程度(約1.5兆円)の削減案を提案し、国民も財政の建て直しに注目、つまり非常に重要だと認識している。
かたや日本。ロイターによると、菅直人財務大臣は「第2のケインズ革命を起こすことで、この状況を打開できる」と言っている。これまでやって散々効果がなかったのに、まだ同じことをやろうとするのでしょうか。これ以上の財政の圧迫はかなり危険なのは明らか。
これ以上、若者に負担を増やすのはやめていただきたい。そうみんなで主張しましょう。
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