本コースは10月5日からですが、9月30日~10月2日までの3日間、Pre-induction courseに参加しました。MSc FinanceとRisk Managmentの学生が対象で、参加は自由。内容はずばり「キャリア」について。
初日の午前はPostgraduate向けに就職斡旋している会社のトップのプレゼンテーション。彼はLehman Brothersで30年弱働き、2006年に退社(つまりLehman shockとは無関係と主張)。Lehman Brothersではトレーダーとして人事担当者として働いていたとか。その後、今の会社を立ち上げたらしい。プレゼンの内容はファイナンス業界にはどういう会社があって、どういうポジションがあって、現在のジョブマーケットはどう状況なのか。
彼の最初の一言は「ここにいる多くの人たちがInvestment Bank(投資銀行)を望んでいるかもしれないけど・・・忘れなさい。ファイナンスはInvestment Bankだけじゃない。」
・・・えーっと、自分はここにいる多くの人たちの一人ですが。
Investment Bankの求人は昨年に比べて多少改善したものの、依然として厳しい状況が続いている。にもかかわらず、リストラにあった人たちを含めて多くの人たちが応募をするため、非常に競争が激しいとのこと。さらにPrivate Equityはさらに厳しい、いやほぼ不可能らしい。ちなみにAsset Managementに特化した会社が比較的狙い目とか。長い間、欧州と米国のファイナンス業界を近いところから見てきたとのことなので、(心理的バイアスのせいか)すごい説得力がある気がする。
午後はTeam BuildingとCVセミナー。Team Buildingはグループに分かれて簡易的なロケットを作った。なぜこれがキャリアと関係があるのかいまいちわからなかったけど、他人とコミュニケーションを取ったり、リーダーシップを発揮したりという練習なのだろうか。
CVは日本語で言う履歴書と職務経歴書が合体したもの。ただし、CVの良し悪しで書類審査の合否が決まるため、日本みたくだらだら書かず、箇条書きで主張したいポイントをズバッと書く。ちなみに人事担当者が目を通す時間は一通あたり30秒とか。この時間内で魅力的に見せられなければ負け。
翌日の午前はExploreという自分探しの仕方。自分の得意のスキルは何で、不得意スキルは何か。自分はどういうことが好きなのか、または嫌いなのか。仕事選びにおいて自分はどういう要素が重要としているのか。これらを裏付けるためにはどういう情報が必要か。など。
午後はCommercial Awareness。ファイナンスを中心とした日々の情報をしっかり仕入れておきましょうというもの。その仕入れ方や、あるトピックについて実際に議論したり。
最終日の午前はDiscoverというExploreの続編。自分を探し終わった後、自分に最も適したポジションを見つけるにはどうしたらいいか。参考になるWebや雑誌などの紹介や、グループのメンバーとなぜ自分にとってこのポジションが適しているかを話してみたり。
という感じの怒涛の3日間。
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