2010年2月16日火曜日

いくら調達するか?

夕飯にピザを食べ過ぎた。大学の近くにピザを一枚頼むと、もれなく一枚ついてくるというありえんお店があることを知った。味はまずまずだけど、毎日行ったら間違いなく太ると思う。

今日は授業がなかったので図書館で勉強。VCのグループワークで、自分のパートである
・いくら調達するか?
・どのように調達するか?
について。これは簡単そうで実は奥が深いということを今日気づいた。いくら調達するか?は裏を返すとどう使うか?がないと決められない。どう使うか?は企業の戦略次第だし、ターゲットとしている企業は多くのキャッシュや短期投資をたくさん持っているので、投資する理由を無理やり作らなければいけない。

ということで、1日この企業の戦略について考えていた。情報がまだ足りなかったり、頭が整理できてなかったりでうまくアウトプットできないけど簡単に3Cだけ。

企業名: Sourcefire
業種: Network Security(IPS/IDS)
売上: $75million

Customer(Market)
市場は伸びているが、まだそんなに大きくない。IPS/IDSよりもUTM(Unified Threat Management)の伸びが著しい。
 - Security market $21.7b in 2009
 - Network security market $9.5b by 2015
 - IPS/IDS market $913m in 2008 to $1.5b in 2011
 - 一番でかいのはNorth America、成長が早いのはAsia
 - Network security marketでUTMの成長が著しく、IPS/IDSを超えてトップに。
 - 成長の理由は主に下記の3つ
  ・ネットがビジネスに欠かせない
  ・ハッキングがあの手この手を使ってくる
  ・セキュリティに対する意識の高まり

Competitor
UTMに多くの企業が参入してきている。ターゲットとしている企業の規模は様々だが、地域ではアジアが成長の割には手薄かな。
 - 最大手はCisco($39b)かな・・・ただ、セキュリティだけではない
 - $250mから$1.5bあたりの中企業が多い
 - 数年前からIPS/IDSやFirewall vendorからUTMに参入する動き
 - 地域展開を見ると平均はAmericas44.4%、EMEA32.3%、Asia21.0%
- プロダクトだけでなくサポートも重要
 - 直販もだけどSIerなどとのチャネル販売が重要かも

Company
高い技術力が売り。でも知名度もなければ、USへの依存度も高いし、チャネルも弱い気がする。
 - 高い技術力と優れた製品(数々の賞を受賞)
 - Snortという有名なオープンソースをマネジメント(最新の情報を収集)
 - 売上は順調に伸びていて、2009年に黒字化
 - 顧客は2,100社で中規模($250-500m)を狙ってる
 - 76%がUSからの売上
 - 政府系組織のチャネルを掴んで調子がいいらしい

とりあえずこんな感じ。UTMに行くか行かないかが一つの決断かな。もし行くんだったら、
・R&Dに投資
・Alliance
・M&A(買収or身売り)
のいずれか。行かないんだったら、アジアの中堅企業を中心にチャネル強化かなー。この業界はチャネルが重要な気がするけどなー。と言っても、中国の政治や為替はかなりのリスクになりそう笑

でも、US依存高いと言いつつ、この規模でもちゃんと世界で商売してるんですよね。日本の企業だったら・・・。

みなさんだったらどうしますか?

0 件のコメント:

コメントを投稿