2010年2月3日水曜日

やっぱりそうなるか。

先日の企業選びの続きで、グループワークでターゲットにする企業を決めるために昨日メンバーで集まった。条件はこないだ挙げた3つだけど、それだけでは絞り込めない。じゃあ、他にどういう条件が必要かを話し合ったところ、
・Gross Profit(粗利益)が大きい企業
・EBITDAが大きい企業
・株価が順調に成長している企業
など、数字的要素ばかりが挙がった。

何が正しいかわからない。実際にVCがどういうポリシーももってやっているかもわからない。けど、自分はまず「その企業のやってることに興味をもてるか」が重要だと思う。いくらすばらしい技術を持っていて、多くの利益を上げたとしても、自分の興味とそぐわなければ投資はすべきではないと思う。多くのベンチャー企業はアイデアだけでなく「こういうことを世の中に提供したい」という強い意志を持ってると思うし、投資する側がそれを理解できなければ、数年という長い期間、お互いで良い関係を築き上げることは難しいだろう。うまくいっているベンチャーキャピタリストは自分で起業した人が多いというのはまさにそういうところなんじゃないかな。

ファイナンスの授業を受けていると、世の中のリスクやリターンはあたかも全てが数字で表現できるような、そんな感じを受けてしまうようなときがある。でも実際には投資家の心理だったり、すごくわかりづらいユニークな技術だったり、経営者(企業家)の理念だったり、様々な要素が影響を及ぼし合ってマーケットやビジネスは動いている。数字はそれらをひとつの側面から見ているだけに過ぎない。

もちろん時間も限られているし、実際に投資するわけではなく、課題といってしまえばそれまでだけど、なるべく現実を想定しながら進めていこうと思う。

ちなみにグループワークで使う企業はここ。ネットワークセキュリティーの会社でIDSを中心に様々なプロダクトを提供している。Snortっていう有名なオープンソースと作った人が起業したとか。自分も昔いじったことがあるような。

0 件のコメント:

コメントを投稿