2010年8月28日土曜日

明日引越し

ほぼ1年住んだこのフラットともお別れ。

建物の古さや南京虫(これは自己責任か!?)など完璧ではなかったけど、やはり長く住んだ場所をあとにするのは名残惜しい。というわけで、今日は久々に昼食と夕食を自分で作って自宅で食べた。

実はあまり片付けが済んでいないので、明日の朝に早めに起きて、一気にやってしまい、正午に引き渡しになりそう。その後は友人宅へ移動。

10月2日の記事: 新しいフラット

さて、明日は掃除がんばろっと!

2010年8月26日木曜日

修論提出!!

とうとうこの日が来てしまいました。

(無事かどうかはまだわからないけど)修論を本日のお昼過ぎに提出しました。これをもってMSc Financeは全て終了です。結果は数ヵ月後の忘れかけた頃に出ると思います。

いやー、なんか終わりは意外とあっさり。本当は昨日出そうとしたけど、いろいろミスを発見してしまったりで、結局今日にずれ込んでしまった。

これで勉強の日々から開放されたので遊ぶぞーと思うけど、さっそく日本に明日送る荷造りや29日にこのフラットを出てしまうので、部屋の掃除などをしなければならないのであまりその余裕はなさそう。29日からは友だちの家に少しだけ居候させてもらい、9月1日から6日までモロッコ旅行。帰って来て、7日に送別会をしてもらって、8日にロンドンを発つという感じ。なんか慌しいなー。

とりあえず明日の夜はは友だちと飲んできます!

2010年8月22日日曜日

気温差2倍!?

修論も終盤戦へ。とりあえず一通り書き終わって、見直しの段階へ。ずっとディスプレイを見すぎて、目の疲れがハンパない。これが嫌だからエンジニアの道を諦めたはずなのに。現代社会ではコンピュータから逃れることはできないのか・・・。

話変わって、日本に帰国する前にモロッコに行ってこようかと。一度アフリカ大陸に行っておきたいのと欧州に近いから行きやすいという単純な理由から選んではみたものの・・・気温にびっくり。旅の拠点になるであろうマラケシュというところはなんと40℃以上。一泊二日のツアーでラクダに乗るサハラ砂漠は50℃を上回ることも。マジ焦げる可能性があるんですけど・・・。

最近のロンドンが20℃前半なので、気温差は2倍ということに。インドの熱中症の記憶がよみがえる。なんとか対策を立てなければ。この一週間でなんとか下がらないかなー。

2010年8月17日火曜日

祝一周年!

2009年8月17日にロンドンに来たので、ちょうど今日が一周年。と言っても、特に変わったこともなく終わってしまいそうだけど。しかも、ブログも2010年の100件目でキリのいい数字だなー。

こっちに来てからは本当あっという間だった。これは同じコースの多くの留学生が言っているけど。昨年と違いがあるとすれば・・・今年は寒い!たぶん20℃ちょっとぐらい。去年はでかいスーツケースを汗かきながら大学寮まで運んだ記憶があるけど。アジアは例年より暑いというのに、この違いはなんなんだ!?

修論も終盤。予定よりもだいぶ遅れてしまっているけれど、最後は納得できる形で終わりにしたい。時間ができたら修論の内容についても書きます。M&A関連で全然難しくないので。

2010年8月15日日曜日

超アウェーな宅飲み

昨日は一緒にファイナンスを学んでいるKさんのお誘いで、ロンドンで働き始めた方主催の宅飲みに参加してきた。実はこっちに来て初めて午前3時過ぎまで飲んだ。おかげで今日は大寝坊・・・。

参加者の年齢はみんな同じぐらいだけど、バックグラウンドが世間一般に言うすごい人たちなのでちょっと紹介を。

主催者の女性。東大法学部卒。マッキンゼーに勤務し、先週からロンドン勤務。小学校を米国、中学・高校をオーストラリアで育つ生粋の帰国子女。

SMBCに勤める男性。東大教養学部卒。プロジェクトファイナンス部門に配属され、2年間トレーニングとしてロンドンで働く。

ゴールドマンサックスに勤める男性。東大教養学部卒。投資銀行部門のM&Aアドバイザリーを行う部署で1年間ロンドンで働く。

ドイツ銀行に勤める男性。東大理学部卒。ドクターで超ひも理論を研究し、(いろんな意味で)超ひもの研究者として過ごそうとしたけど無理だと諦める。金融数学を駆使するクォンツとしてロンドンで最低2年間働く。

UBSに勤める男性。東大○○学部卒(忘れた)。債券トレーダーとして働き、前任の人が辞めてしまったとかで急遽ロンドンに派遣される。渡英前に彼女と別れ、こっちで新しい彼女を作ったとか。

財務省に勤める女性。東大法学部卒。Kさんの後輩でたまたま昨日は会ったとか。ずっと遠距離恋愛で、こっちに来る前に結婚して、また遠距離。イギリスで経済学を学ぶ。

財務省に勤めるKさん。東大教養学部卒。日本酒好き。飲み方にこだわりあり。彼女募集中。来月から同じロンドンで経済学を学ぶ。

という感じで、2つの点で完全アウェー。

・唯一の早稲田大学卒、というか東大卒じゃない
・唯一の中小企業出身

まあ、実際はいろんな話が聞けて面白かった。マッキンゼーの女性の方曰く「男は育てるもの」らしいですよ笑。男性の皆さん、気をつけてくださいね(←何を?)

2010年8月14日土曜日

選択することの続き

先月の「選択すること」の続き。

自分が選択をするときに「選択とはそれ以外の選択肢を捨てることだ」という言葉をよく思い出す。どうしても自分の選択しようとしているポジティブな側面に目が行ってしまいがちだけど、その選択した時点で他の選択肢を選択できないというネガティブな側面を忘れてはいけないという意味。

もちろん複数の選択肢を取れるケースも存在する。しかし、幸か不幸か、人生は有限で、人間が単位時間に処理できる能力や持てるリソースも限られている。そのため、多くの選択の場面において何かを捨てなければならないという状況に直面する。

実は今回の留学を決めるときに、様々な選択をしなければいけなかった。いや、正確には自分が抱えている問題について少し楽観的に考えすぎていて、ギリギリまで先延ばしにしてしまった。留学の出発日が近づくにつれてその問題は表面化していき、否応なしに選択を迫られた。

そして、一度は留学を選択するために、自分にとって重要な他の選択肢を捨てようとしてしまった。理由は上述したように一度に複数の選択肢を取れる状況ではないと判断したから。でも、友人たちにホントにそれでいいのかと問われ、改めて考え直し、複数の選択肢を取ろうと決めた。この選択をして今は本当に良かったと思っているし、そのとき考え直すきっかけをくれた友人たちにはとても感謝してる。

選択することは非常に難しい。自分が何歳まで生きて、どこまでの処理能力があって・・・なんてのは正直自分にもわからない。でも、そんな不確定な中でも選択をしなければならない。

一般的に選択肢が多ければ多いほどより難しくなる。変に何でもできる器用な人より「俺は○○しかないんだ」と考えている人のほうが、選択肢を早い段階から絞ることでいい選択をし、より良い人生を送るケースが多いなんてことを聞く。なので自分の限界を早い段階から知ることが重要だと。

でも、その限界の設定がキツすぎると大切な選択肢を見逃してしまうかもしれない。

逆に、その限界の設定が緩すぎると選択に時間を費やしすぎたり、誤った選択をしてしまう可能性が高まるかもしれない。

自分の限界については誰も教えてくれない。知る唯一の方法は選択という行為を通して自分という人間を観察し続けるしかない。日々その限界も変わってしまうので。間違っても選択するという行為から目を背け、適当に自分の限界を設定し、大切なものを失いたくないと思う。

2010年8月13日金曜日

大失敗

うーむ、久々に大失敗した・・・料理で。

今日は友人の誕生日だったので、彼の自宅で他の友人と一緒に飲むことになった。せっかく自宅で飲むので夕飯を自分たちで作ることにした。メニューは「肉じゃが」「なすとズッキーニ(っぽいやつ)の味噌炒め」という日本的なメニュー。

まず、肉じゃがでだしを取ることができなかった。自宅にはほんだしがあるのでだしの代わりになるけど、彼の家にはそれらしきものは一切なかった(ちなみにほんだしはアジアやこっちでMSGと呼ばれ、発がん性があるということでかなり嫌われています)。次に、2つの鍋で大量に作ったので、目分量で入れた水がかなり多くて、味の調節がなかなかできたなかった。最後に、みそが売ってなかったので、よくわからないメーカーの味噌汁のペーストを買ってきたら、普通の味噌とは味がえらく違った。

っていう感じで言い訳だらけですが、もう少し考えてやればよかったなーと。日本の味を伝えられなくてとても残念・・・。

という感じで久々にやっちゃいました・・・はぁ。

2010年8月11日水曜日

スカッシュ

って日本だとあまり聞かないけど、こっちではそこそこ人気のスポーツ。インドアでそんなにスペースもいらないので、管理も楽だし、プレイヤーも気軽に楽しめるからかな。

最近、火曜日に友人とスカッシュを定例になりつつある。運動不足解消+ダイエットのために。Wikipediaを見てみると、スカッシュは有酸素運動としては優れているらしく、1時間やると700~1000kcalを消費するとか。一般的にテニスが500kcal前後らしいので、ダイエットにはスカッシュの方が向いているみたい。ということで気になる方はぜひ笑

自分はテニスを長くやっているけど、比較すると、まずボールが弾まない。なので常に自分から打ちにいく感じになる。そして、(ビギナーレベルだと)テニスみたいに体全体で打つというよりも、手首の強さでなんとかなってしまう。あとは、フットワークかな。結構ゲームの構造的にありえないバウンドのショットを取らなきゃいけなかったりするので、常に足が動いてないと絶対取れない。とはいえ、ビギナーはテニスのようにアウトやネットに苦しむこともないので、スカッシュの方が全然入りやすいと思う。

ちなみに東京だとセントラルフィットネスクラブでできるみたい。各国の大使館の中にもあるらしいけど、大使館関係者しか利用できないとか。仕事の休憩にやるのかな?

2010年8月10日火曜日

実は変化が得意なのでは?

こっちに来る前、日本人は考え方を変えたりすることが苦手な人種なのかなーと思っていたけど、最近は欧州人のほうが変化することが苦手なのでは?と思ったりすることもしばしば。個人的な見解なので、何か調査結果があるわけではないけど。

こっちでは建物が100年以上残っていることが普通だし、日本みたいに建て替えようなんて発想は起きず、いかに古い建物をそのままの形で残していくかを大切にしている(たぶん)。もちろん、地震などの地域特有の問題も関係しているだろうけど。他にも形のないもの、例えばクラシックコンサート、乗馬、キツネ狩り(?)など昔からある芸術やスポーツが、昔ながらの形で引き継がれているものも多い。

こういったこともあり、気になるのがロンドンのちょっと郊外で多く見られる小さなレストランやカフェ、商店など様々な小さなビジネス。東京だとチェーンレストランや大型量販店にあっというまに駆逐されてしまいそうだけど、長々とビジネスを続けている。というか、こっちにはデニーズやビックカメラのようなものはない。これは昔ながらにこだわるロイヤルカスタマーがたくさんいる証拠に他ならない。

仕事においても「何か世の中を変えてやるぜー」という野心的な働き方よりかは「いかに効率良くお金を稼いで、ワークライフバランスを保つか」ということのほうが重要。なんか自分には変わらないことを望んでいる安定志向な人のほうが多く映る。

一方で日本。直近では公務員志望や社会保障充実を望む人が増えて安定志向になっていると聞いている。けれど、ちょっと前にさかのぼれば、明治維新や第二次世界大戦の敗北など劇的な変化を体験して、こっちのような伝統な建物や遊びなんてほとんど残ってやしないし、それを残そうとする意識もあまり高くない。

それぞれの変化の後では、まわりを気にして自分だけは外れまいとする人が多いけど、一度新しいトレンドができてしまえば、これまで安定と考えていたものをあっさり捨てる(つまり変化する)ことになんのためらいもない。つまり、日本人の安定は「変化を嫌う」ということではなくて「まわりから外れることを嫌う」という意味の方が近い。これは欧州人とは違う傾向だと思う。

ということで、日本の現状は決して楽観しできるものではないけど、一度トレンドが変わってしまえば、一気にみんな変わってしまうのでは。願わくばいい方向に。「あんなに安定志向だった人がこんなになるなんて!」みたいなことも多く見られるようになったり笑。

気になるのは明治維新も第二次世界大戦の敗北もギリギリの状態。今回はそこまで行く前にトレンドができて欲しいけれど・・・。

2010年8月9日月曜日

増税してでも福祉の充実を!?

「増税してでも福祉を充実してほしい」と考える人が40%弱(2年前比7.1%増)という博報堂の調査結果。一方で「今の税金は高すぎる(福祉は減らすべき)」と考える人が同程度(2年前比15.7%減)。対象は「首都圏と関西圏の20歳~69歳の男女」と書かれているので、どのような分布になっているかがちょっと気になるけど。高齢者の割合が多ければ、結果にバイアスがかかることが十分ありうるので。とはいえ、この結果、どー思います?

個人的には今は福祉を充実して欲しいとは全く思わない。

こういう話になると、よく話題に挙がるのがスウェーデン。税金を極限まで上げて、社会福祉をとことん充実させ、同時にワークシェアリングを進めることで失業率を抑え、現在や将来の不安を解消し、消費につなげていこうというモデル。つまり、市場主義よりも社会主義に近いモデル。ちなみに国民負担率(租税+社会保障)は日本が39%に対し、スウェーデンは64.8%。法人税は日本より低いけどね。

このモデルが日本に適しているかわからないけど、現在における経済成長という側面では自分にはネガティブに映る。国自身が成長させる正しい方法を知っていれば、社会保障と経済の成長を両立させることは可能だと思う。ただ、昨今の状況においては、どの国も(特に日本は)その術を知らないように思える。となると、このモデルは「安定」には向いているかもしれないけれど「経済成長」という面では弱いと思う。実際にスウェーデンの場合、公務員の数は全国民の1/3、代表的な民間企業といえばH&MやIKEA、VOLVO、SAABという程度。日本がこのような状況になった場合、経済成長を期待するのは非常に難しい。

そして、忘れてはならないのが日本の現状。莫大な国の負債と縮みゆく国内市場を考えると、もし、現在の生活水準を維持したいのであれば、必要なのは経済を成長させること。そして、その成長は前述したように社会保障の充実とはトレードオフの関係にある。さらには、日本ような財政が不安定な状況で、社会保障のさらなる充実のために税金を引き上げることは、さらなる消費の低迷につながり、とても安心や安定という状況とは程遠くなってしまうと思う。逃げ切れる高齢者の人たちにとっては安心や安定になるかもしれないけど、最後の尻拭いをしなければいけない若い世代の人たちにとっては・・・真逆。

とは言え、国もひとつの組織に過ぎないので、組織に属する人たちの意見が反映されてしかるべき。今回の調査結果だと、ちょうど社会保障に対する意識が半々ぐらいに分かれるので、いっそのこと日本を半分に分けてみてはどうだろうか。西半分は市場経済優先、東半分は社会保障優先。そうすればより多くの国民が満足するんじゃない?意見が大きく割れるのであれば、わざわざ無理して同じ組織にいる理由なんてどこにもないわけだし。

みなさんはどちらを選びますか?

2010年8月3日火曜日

あと1ヶ月となりました

本当に早いもので、いよいよラストの月となりました。正確には26日が修論の締切なので、あと3週間とちょっと。このペースで時間が過ぎていったら、人生があっという間に終わってしまいそうで、ちょっと恐ろしい。

東京は猛暑(酷暑?)が続いているようですが、こっちは25度前後でとても快適。冬は寒くて、日が短くて最悪だけど、夏はこっちの方が全然いいかな。特に自分は汗かきなので。

さて、ロンドンでやり残さないシリーズ第2弾。ヴィクトリア&アルバート博物館とナショナルギャラリーに行ってきた。ちなみに英国の数少ない良いところの1つとして、多くの美術館や博物館の入場料が無料!なので行きたいときに気軽に行けるのがいい。

ヴィクトリア&アルバート博物館は大学の真横にあるので、徒歩2分ぐらいで行ける。なんでこれまで行ってなかったんだという感じ。博物館なので、絵画や彫刻を始めとする美術品から、世界中の文化的な品々が並べてあった。数も相当多く(400万点!?)、しっかり見ようすると相当時間がかかってしまうと思う。タイ人と一緒に行って、タイの展示品を見ながらいろいろ教えてもらった。やっぱりその国の人の説明を聞きながら、一番わかりやすい。自分の日本の説明が彼にとってわかりやすかったかはわからないけど。

そしてナショナルギャラリー。これはピカデリーサーカス駅から歩いて5分ぐらい。こっちは美術館なので絵画のみ(たぶん)。ゴッホ、モネ、ルノワール有名な画家の作品を始めとして、13世紀ぐらいから現代までの絵画を楽しむことができる。正直、予想以上に良かった。ルーブルに行って宗教画で食あたりを起こし、もうしばらく絵画はいいかなと思っていたけど、ゴッホ、モネ、ルノワールの絵を初めて見て一気に回復した感じ。他にもたくさん有名な画家の作品があったけど、モネやルノワールが自分の中ではお気に入りかな。帰国する前にもう一度行きたいと思えるくらい良かった。

というわけで、自分のお勧めはナショナルギャラリー。機会があればぜひ。