2010年1月23日土曜日

オバマプラン

今朝、ちらっと日経やFTを見たら、なんかオバマ大統領が米国の銀行に対してすごい規制をかけようとしているのに驚いた。まだ、議会でも承認を得ていないんだろうし、詳細もまだわからないみたいだけど、とりあえず書かれていたのは
・Hedge FundやPrivate Equity Fundに対する投資規制
・USの預金残高の10%以上は持たせない
というもの。

今回の提案は、まだ世界経済が回復していないのに、大手銀行はすでに利益を上げて多額のボーナスを支払おうとしていることに対する世論の反発を考慮したものなんだろうけど、ちょっと行き過ぎかなー。銀行の取り得る選択肢を直接規制するのではなく、FTも言ってるけどリスクを十分カバーできるような自己資本を持たせることが適切な気がする。今回だってLehman BrothersのDebt/Equity ratioは30倍以上という行き過ぎたレバレッジがかなりの問題だったわけだし、レバレッジが低くなれば選択肢を奪わなくたってそれに見合ったリターンを求める投資をするわけだし。

ちなみにPrivate Equityに流れている資金のうち、銀行の割合は9%で$110bnぐらいで、中でもGoldman Sachsが投資割合が高いとか。個人的には、ネタ切れ先進国はこれから新しいものを生み出すために、様々な形で資金を融通できるようになる必要があると思うし、そのなかでもPrivate Equityは重要な役割を持っていると思う。なのでこの流れには反対。

なんか日本もそうだけど、だんだん社会主義の波が押し寄せてきている気がする。社会主義では何も新しいものは生まれない。だって、政府が次に何が来るかなんて知ってるはずがないから・・・たぶん。

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